高速鉄道の車内で起きた感染爆発を描く『新感染 ファイナル・エクスプレス』の特別映像とキャラクターポスターが解禁された。

世界156か国から買い付けオファーが殺到し、世界中で話題を呼んでいるノンストップ・サバイバル・スペクタル・アクション映画である本作。早くもアメリカでのリメイクも決定している。高速鉄道の車内で突如起こった感染爆発（パンデミック）密室の中で凶暴化する感染者たち。死を目の前にして、偶然乗り合わせた乗客らは安全な終着駅にたどりつくことができるのか―。

今回、興奮の特別映像が解禁された。かわいらしい電車のアニメーションに「お乗り遅れなきようご注意ください」のテロップ、そしてプルルルルという電車の発車音で始まる本映像。しかし、画面が切り替わると流出す鬼気迫る音楽。感染者たちが溢れ変えるように襲い来る衝撃映像に暗視カメラでとらえた試写鑑賞中の観客も思わず口を覆う。そして最後には号泣者続出？鑑賞を終えた観客からのコメントには「家族・愛・感動・迫力・衝撃」というおおよそ隣り合わせにならないような文字が連発される。

併せて親子、夫婦、恋人が手を取り合うキャラクターポスター3種類が解禁された。誕生日は母に会いたいとせがむ娘、スアン（キム・スアン）と共に釜山へと向かう、自分本位だが娘を愛する、ファンドマネージャーのソグ（コン・ユ）。見た目は強面だが、しっかり者で妊娠中の妻、ソンギョン（チョン・ユミ）には頭が上がらないサンファ（マ・ドンソク）。仲間思いの野球部員のヨングク（チェ・ウシク）と彼の強気で可愛らしい彼女のジニ（アン・ソヒ）。他にも年老いた姉妹や実直な運転士、憎めないホームレスや性格の悪いバス会社の常務など、試写会では「捨てキャラがいない」という声もあがるほど、魅力的なキャラクターが出演する本作。そんな彼らが切迫した表情でお互いにしがみつきながら、ボロボロになっているポスターから垣間見える、彼らを待ち受ける過酷な運命とは―。

ヨン・サンホ監督は「自分に似た登場人物を見つけられると思う。日常的な空間で起こること、そして自分と似た平凡な人たちを描いたことで感情移入しやすい映画」といい、親子、夫婦、恋人、姉妹、大切な人がいれば、誰かを命がけで守ろうとする姿に感情移入すること間違いなしの本作。ノンストップ・サバイバル・スペクタクル・アクションというジャンルにもかかわらず、試写では号泣者も多数続出するなど、ドラマの要素もふんだんに織り込まれている。絶体絶命の極限状況のもとで手を取り合い、愛する者を捨て身の覚悟で守り抜いていく姿に誰もが心打たれることだろう。