岩田剛典

実際に起きた史上最大の救出作戦を描く究極の映像体験『ダンケルク』のクリストファー・ノーラン監督の来日時に岩田剛典が対面することが決定し、併せてテレビCMが解禁された。

これまでの戦争映画を超えた本作で描かれるのは、相手を打ち負かす“戦い”ではなく、生き残りをかけた“撤退”の物語。容赦なく敵勢が迫るなか、浜辺に追いつめられた若き兵士を案内人に陸海空の3視点で描かれるストーリーが同時に進行する。時間描写において他と一線を画すノーラン監督ならではの緊迫のサスペンスが、IMAXカメラによる迫力の映像で映し出される。1940年5月、フランス北端の町・ダンケルクに追いつめられた英仏40万の若き兵士たち。ドイツ敵軍の攻撃が迫る中、ドーバー海峡に浮かぶすべての船を総動員した史上最大の救出作戦が決行される。

今回、ノーラン・ファン代表としてEXILE/三代目J Soul Brothersのメンバーである岩田剛典がクリストファー・ノーラン監督と対面することが決定した。2010年の『インセプション』以来7年振り4度目を果たすノーラン監督との対面が決定した岩田は、熱烈なファンの一人としてテレビCMにも出演。岩田が『ダンケルク』の魅力を語るテレビCMは、作品に対するその熱量を、ノーラン監督自らが認め制作された世界で唯一の日本オリジナルの映像となっている。

日本でもヒットした『インセプション』『インターステラー』を観て、完全にノーラン監督作品の虜になった事を明かす、自他共に認めるノーラン作品の大ファンである岩田。最新作『ダンケルク』について「最初の10分から本当に圧巻。普通の映画だったらあれがクライマックスです。一気にあの主人公の心情に引き込まれるというのは、映像手腕でしかなくてすごいなと思いました。砂浜で、空爆が徐々に主人公の方に近づいてくる演出だったり、何テイクやったらあれが撮れるのか分からないけれども、一瞬にして引き込まれました」と大興奮で「とにかく息もつかせないような99分間で、極限の緊張感が味わえる、これこそ絶対に劇場で観て頂きたい作品となっております」と本作をアピール。ノーラン監督について「頭の中を見てみたいと思うナンバーワンな人です!」と熱く語る岩田は今月24日(木)に開催される来日記者会見で、ノーラン監督との初対面を予定。

岩田剛典(EXILE/三代目J Soul Brothers)コメント

―クリストファー・ノーラン監督の大ファンであるとお聞きしていますが、きっかけになった作品は?
 最初に『ダークナイト』を観て、あの作品自体、僕は本当に好きで。脚本も素晴らしいですし、俳優さんのお芝居も素晴らしくて、且つ、撮り方や映像の一つ一つの画の強さも凄かったです。監督の名前を調べた作品って中々無いんですが、それがきっかけで調べて、そこから、日本でもヒットした『インセプション』と『インターステラー』を観て、それでもう完全にノーランファンになりましたね。

―何がキーとなってファンとなりましたか。
 「どうやって撮ったんだろう」と思うところです。シナリオが緻密に組まれているので、「この人の頭の中を見てみたいな」って思うナンバーワンな人です。(笑)本当に才能が溢れているというか、人ができないことをやっている監督なんじゃないのかなと思いますし、そんな中いま期待されている最新作なわけで。この間、海外のプレミアがありましたが、その評判も日本の僕の耳に入ってくるくらいすごいと伺っているのでので、きっと今回の作品でまたノーランが新境地を開拓するんでしょうね。僕は既に『ダンケルク』を観ているので、次回作がどんな感じで来るのか楽しみな気持ちです。

―俳優としても表現者としても活躍されていますが、ノーラン監督作品を観て何か影響を受けたことや、ご自身で変わったことはありましたか?
 感情移入させるのが上手な監督だと思います。例えばパニックシーンだったら、本当にお客さんがパニック状態に陥った心理になるように、撮る手法であったりとか。僕は監督業はやっていないですけども、こういうお仕事をさせて頂いていて、シーンを1つ1つ撮ったりする上で、俳優も監督の気持ちや欲しい画に寄り添って、そこにフィットさせていく努力というものは大切だなということに、ノーラン作品を観ると気づかされます。お客さんに届けるときに、このシーン1つをどういう風に感情移入させて積み上げていくのかというのを、監督だけじゃなくて演者も考えるべきだし、そういった部分が根本というか、映画ってきっとそういうエンターテインメントなので、観る人に感動してもらえるように、僕もモノづくりに関わっていきたいなって思います。

―そのノーラン監督が、今回実話を撮ると最初に聞いたときどう思いましたか?
 どうなるんだろうって思いました。そういうの好きじゃないんだろうなって僕は思っていたので、逆に言うと意外でした。不思議と言うか、今までと全く違うので。何でまたこの題材でやろうと思ったんだろう、とか。でも、僕が思っていたこの作品の印象と、観終わった後の印象が全然違ったので、こういう題材をテーマに勝負したかったんだろうなとか。絶対にこれが撮りたいんだという監督の欲がすごく伝わってきました。飛行機が着水するシーンもそうでしたし、海と炎のコントラストも、絶対にこれがやりたかったからこのシーンを入れたんでしょ、とかそういった監督としてのプライドみたいなところもすごく感じました。とにかく、張り詰めた緊張感や緊迫感、臨場感みたいなところで映画を楽しんでもらいたいという気持ちが込められていたんじゃないのかなって気がします。戦争の映画なのに政治要素が意外と取り除かれているので、そういう意味では、戦争だからって食わず嫌いになっちゃうような人も観やすいですよね。主人公ないし登場人物の数日間の話なので、だからこそ、こういう描き方になるんだなと意外でした。やっぱり、映像美というか映像手腕ということで、流石だなと至る所で思わされました。

―台詞がほとんどない中で、何故あの冒頭10分位であんなに映画に引き込まれるんだと思いますか?
 僕は、シンプルに画の強さと音かなと思いました。最初の10分から本当に圧巻でした。普通の映画だったらあれがクライマックスですよ、あれが2時間ずっと続く映画って無いです。ずっと緊迫した中でストーリーが進んでいく話なので、その掴みとして、冒頭の緊張感が・・・。特に、今回主演のフィオン・ホワイトヘッドは大抜擢じゃないですか。スクリーンに映った時に、日本人はみんな顔が分からないわけですから、画力という意味でいうと、その人が来てワクワクするとかいうことは無いわけで。そんな中で、10分間で、一気にあの主人公の心情に引き込まれるというのは、映像手腕でしかなくてすごいなと思いました。砂浜で、空爆が徐々に主人公の方に近づいてくる演出だったりとか、何テイクやったらあれが撮れるのか分からないけれども、普通に考えて大変な撮影ですから。ああいうのが全シーン、頭からですもんね。走っていって、主人公以外全員背中から撃たれてバタバタ倒れていく様とか、あれはめちゃくちゃ緊張感が煽られましたし、一瞬にして引き込まれましたよね。

―「普通の映画であればあれがクライマックス」というのに今すごく共感しました。99分安心できる瞬間が無かったですね。
 一回も無かったですね。終わってからやっと息つけた、という。中々無いですよね、そういう映画って。山場を作る上でも、普通はどこかに入れるわけだから。ある意味、最初から山場でずっと山場だった、みたいな感じでした。 

―今回このような形でクリストファー・ノーラン監督作品に関わることになった感想を教えてください。
 いやもう、嬉しいという感情しか無いです!僕は作品に出演しているわけでも何でも無いのですが、いちファンとして、つまり、映画ファンとして、クリストファー・ノーランファンとして、最新作の日本でのPRを担当させてもらえるというのは、シンプルに嬉しいですし、逆に言うと、僕みたいなただのファンが宣伝する言葉ってリアルなんです(笑)なので、余計な感情を一切抜きにして、僕は自分の言葉で感動を伝えられるという自信があるので、すごく光栄ですし、今日を封切りとして、初号を観させて頂いてというお仕事ですけれども、この先、ノーランと対談も用意して頂いたということで…楽しみ過ぎます。映画に出してくれなんて懇願しちゃおうかな、なんて思ってますけど(笑)そういう監督の生の声を聞けるチャンスって本当に無いと思うんですよね。これだけ人気の監督ですし、これから先世界中飛び回るんだろうし。そういう作品を作れる力のある監督とこういう形で接点を持てるというのは、幸せに思います。

―ノーラン監督に会って、まず初めに何を聞きますか?
 どうしようかな。次何撮りますか、とかですかね(笑)

―最後に一言をお願いします。
 『ダークナイト』『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督が描く最新作、史上最大の救出作戦『ダンケルク』。先程、自分も観させて頂きましたが、とにかく息もつかせないような99分間で、極限の緊張感が味わえる、これこそ絶対に劇場で観て頂きたい作品となっております。9月9日公開となっておりますので、ノーランファンの皆さんは勿論のこと、映画ファン全員に観て頂きたい最新作となっておりますので、是非とも劇場に足を運んで頂けたら嬉しく思います。

岩田剛典

映画『ダンケルク』は2017年9月9日(土)より全国で公開!
監督:クリストファー・ノーラン
出演:トム・ハーディ、キリアン・マーフィ、ケネス・ブラナー、マーク・ライランス、ハリー・スタイルズ、フィオン・ホワイトヘッド
配給:ワーナー・ブラザース映画
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