オペラ座公認のドキュメンタリー『The Paris Opera(原題)』が『新世紀、パリ・オペラ座』の邦題で12月9日(土)より全国で公開されることが決定した。
本作は、世界に冠たる芸術の巨塔であり、世界最高峰のオペラ、バレエ団を誇るパリ・オペラ座の最新の舞台裏に迫った、オペラ座公認のドキュメンタリー。本国フランスにおいて公開1か月足らずで動員11万人を突破し、今までのパリ・オペラ座を描いたドキュメンタリー映画の記録を更新、史上最高の動員記録を打ち立てた。また モスクワ国際映画祭ではドキュメンタリー映画賞を受賞。350年以上もの歴史の中で伝統と格式を重んじながらも、常に新しいパフォーマンスを模索し続ける総合芸術の殿堂パリ・オペラ座の華々しい世界の裏側を丁寧に映し出す。
バレエ団芸術監督がミルピエから、エトワールとして長年活躍したオレリー・デュポンに移るオペラ座新時代の波乱の幕開けから始まり、オペラ座史上最大規模の新作オペラ「モーゼとアロン」の1年間にわたるリハーサルや、公演初日直前の主要キャストの突然の降板劇、それに加え職員のストライキ。至高の芸術を完成させるために次々に待ち受ける難題に、オペラ座を索引してきた総裁ステファン・リスナーは苦悩し奔走する。そんな中、ロシアの田舎町から出てきた純朴な青年がパリ・オペラ座のオーディションに現れ、新たなるスターとなるべく光のあたる舞台へと突き進んでいく彼の姿は、パリ・オペラ座、新世紀の幕開けを予感させる。世界一の才能が集まり生み出される圧巻のパフォーマンスは、映像を通してでも鳥肌が立つほどの素晴らしい。
今回解禁された予告編では、ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、バルトークの「弦楽四重奏」、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」、そしてベルリオーズの「ファウストの劫罰」など、本編を彩る豪華な楽曲の一部が流れ、パリ・オペラ座の華やかさを盛り上げる。苦悩する総裁ステファン・リスナーの姿やミルピエとオレリー・デュポンの他にも、2017年秋、バイエルン国立歌劇場の日本公演で「タンホイザー」を演出するロメオ・カステルッチ、2017年冬にウィーン交響楽団と共に来日公演を予定しているオペラ座音楽監督でもあるフィリップ・ジョルダン、今年3月の「ルチア」の来日公演ではチケットが即完売となったロシアの歌姫オルガ・ペレチャッコ=マリオッティ、その歌声で大英帝国勲章を受勲したバリトン歌手ブリン・ターフェルなど、クラシックファン必見の面々の姿も映し出され、最後には非常に高揚感にみちた気持ちとなる映像となっている。
映画『新世紀、パリ・オペラ座』は2017年12月9日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国で順次公開!
監督:ジャン=ステファヌ・ブロン
出演:ステファン・リスナー(オペラ座総裁)、バンジャマン・ミルピエ(芸術監督)、オレリー・デュポン(芸術監督)、フィリップ・ジョルダン(音楽監督)、ロメオ・カステルッチ(オペラ演出)、ブリン・ターフェル(バリトン)、ヨナス・カウフマン(テノール)、オルガ・ペレチャッコ(ソプラノ)、ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(バリトン)、ジェラルド・フィンリー(バリトン)、ミハイル・ティモシェンコ(期待の新星)
配給:ギャガ
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