全17曲の完全オリジナル楽曲で綴られるラブストーリー『52Hzのラヴソング』が12月16日(土)より全国で順次公開されることが決定した。

台湾映画史上最高額をかけて制作、抗日暴動・霧社事件を描き大ヒットした『セデック・バレ』のウェイ・ダーション監督が、同作以来6年ぶりにメガホンを取った本作は、全17曲完全オリジナル楽曲で綴られるラブストーリー。バレンタインデーの1日を通して、様々な愛のカタチと出会いを描いた、すべての人々にエールを送るハッピーな作品となっている。

タイトルに使われている“52Hz”とは、実在する「52ヘルツの鯨」のこと。ほかのクジラとは鳴き声の周波数が違うため、ひとりぼっちで大海を彷徨っているという、世界で一番孤独なクジラの周波数“52Hz”。監督はこのクジラをモチーフに、都会の孤独な人々に「決してひとりではない、I Love You!」というメッセージを贈りたいと、10年前から考えていた花屋の女の子とチョコレート店の男の子のラブストーリーをふくらませた。

メインキャストは台湾で活躍するミュージシャンたち。台湾の人気バンド宇宙人(Cosmos People)の作詞作曲・ボーカル&キーボード担当のシャオユー(小玉)を始め、もと棉花糖のシャオチョウ(小球)、『KANO 1931 海の向こうの甲子園』で主題歌を歌ったトーテムのスミン、小男孩樂團のミッフィー(米非)など全員がリードボーカリストとして活躍している。さらに『セデック・バレ』で素晴らしい歌声を響かせたリン・チンタイ(林慶台)、ベテラン歌手のシンディ・チャオ(趙詠華)が脇を固める。ほかにもリー・チエンナ(李千娜)、チャン・ロンロン(張榕容)や、『海角七号 君想う国境の南』のファン・イーチェン(范逸臣)、マー・ニエンシェン(馬念先)、イン・ウェイミン(應蔚民)、ミンション(民雄)、田中千絵らも特別出演する。

ウェイ・ダーション監督 コメント

日本公開が決まって、とても嬉しく光栄です。社会全体が暗い雰囲気に包まれた今、甘く幸せな映画を観てほしくてこの映画を撮りました。日本の皆さんにもこの想いが届いて楽しんでいただけますように。

今日はバレンタインデー。花店のシャオシンの商売はかき入れ時だが、一緒に過ごす彼氏がいない。パン屋の孤独な職人シャオアンは注文品に紛れ込ませて、片想いのレイレイにプレゼントする特別なチョコレートを作る。この2人がそれぞれ車とバイクで配達中に接触事故を起こし、仕方なくバイクで一緒に両方の配達をする事になった。一方、10年間同棲しているレイレイとダーハーは、別れとプロポーズという全く違う思惑でバレンタインデーの朝を迎えていた―。

映画『52Hzのラヴソング』は2017年12月16日(土)よりユーロスペースほか全国で順次公開!
監督・脚本:ウェイ・ダーション
主演:リン・ジョンユー、ジョン・ジェンイン、スミン、チェン・ミッフィー、リン・チンタイ、シンディ・チャオ
特別出演:リー・チエンナ、チャン・ロンロン、ファン・イーチェン
配給:太秦
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