土屋太鳳が主人公・フェリシーの声を担当している日本語吹替版で、フェリシーの幼馴染ヴィクター役を演じた花江夏樹が登壇した今回のイベント。本作について「僕はバレエをやったことがないのでなじみがなく、まず題材がバレエ?と驚いたのですが、観ていると夢を掴むために真っ直ぐに頑張る女の子のお話で気分が爽快になりました。夢に向かってがむしゃらに頑張っていた頃を思い出しました」と語った花江。初めての挑戦となった劇場版洋画の吹替については「アフレコは一人ずつ録っていたので、完成するまでどんな感じになるか分からなかったので不安でした」と明かし、さらに「普段はラフの状態で声をあてることも多いので、完成した画を見ながらアフレコできるのは動きや表情があって分かり易かったです」と違いを語った。
また、洋画の吹替版をみるのが大好きだという花江は、今回の出演について「洋画ならではのおもしろさを感じることができたと思います。テレビアニメはかなりデフォルメされた演技が多いですが(この作品は)ナチュラルな所も多くあり新鮮で楽しかったです。しかも思っていたよりもかなり出番が多くて幸せでした。僕にとってこの映画は『花江と夢の吹き替え』でした
(笑)」と笑いを誘った。さらにほかの吹替キャストについては「ル・オー夫人役の夏木マリさんがすごくインパクトが強かった(笑)性格がきつそうな顔しているじゃないですか?その通りなんですよ(笑)」と会場の笑いを誘い、お気に入りのキャラクターについては「内山昂輝くんが演じていたルディ役(フェリシーを気に入るバレエが上手な美少年)がコミカルですごく面白かったです。フェリシーを取られちゃう、ヴィクターも負けてられないなという思いでした。あとはヴィクターの一見普通の好青年風だけどちょっとヘタレで抜けているところが愛嬌があって好きですね。フェリシーと一緒で夢に一途でいいなって思います」と語った。
さらに「フェリシーはひたむきにバレエの練習をする姿から、本当に踊るのが好きな気持ちが伝わってくる。でもその他にちょっと不良な部分があるんですよ。ネタバレになっちゃうから言えないけどあるものを盗むんですよ!結構強引なルートでバレエ学校に入りこもうとする。アニメーションなので非日常的なシーンも多いですがその画やダンスの美しさで違和感を感じさせないところがすごいですね」と見どころを語り、最後に「フェリシーががんばっている姿が胸にジーンとくる、僕も夢に向かってがんばらなきゃな、と思わせてくれる作品です。フェリシーとヴィクター、彼女がヴィクターに振り向いてくれるのかな、という、そんな恋愛要素も少しありますし、今夢に向かってがんばっている人にぴったりだと思います」とメッセージを送った。
舞台は19世紀末、エッフェル塔が建設中のパリ。パリ・オペラ座の舞台に立つことを夢見ていた少女は、元バレリーナと運命的に出会い、情熱と勇気を胸に新しい世界に飛び込む。セーヌ川にかかる橋の上、エッフェル塔の下、賑やかなお店で軽やかに跳ね、優雅に踊る―。アニメーションだからこそ描けた魔法のようなきらめきと、その躍動感に目も心も奪われる。声の出演に、エル・ファニング、デイン・デハーン、カーリー・レイ・ジェプセンが参加。主人公フェリシーの何度も立ち上がる明るく前向きな姿に、夢を忘れかけた大人も、夢を追いかけている子供たちも、思わず心が踊り出す。
映画『フェリシーと夢のトウシューズ』は全国で公開中!
監督:エリック・サマー、エリック・ワリン
声の出演:エル・ファニング、デイン・デハーン、カーリー・レイ・ジェプセン
配給:キノフィルムズ
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