舞台に登壇すると、土屋は「芝浦工業大学は映画トリガールにとって親鳥のような存在です。みなさんと一緒に素敵な夏の思い出をつくれたらと思います!」と挨拶し、間宮は「さっき進行説明でサラッといきますって言っていたので、僕は何言おうかな…(笑)」と笑いを誘った。高杉は「オープンキャンパスに行ったことがないので、このように足を踏み入れて大学にいることに違和感を感じています」と緊張した様子を見せた。本作のモデルになった『Team Birman Trial (TBT)』の代表を務める池端純一さん、2016年から2年連続で鳥人間コンテストにパイロットとして出場した重松諒さんががゲストとして登壇すると、会場からは大きな拍手が巻き起こり「本物だ!」という歓声が上がった。
2016年の大会ではTBT史上最低記録となってしまった現場を土屋は観ていたと明かすと「番組では時間の関係で、飛んでから着水する所しか見れないんですけど、実際行かせて頂いて。皆さんが精根込めて作り上げた機体をどんな表情で引いているのか伝わってきて、これから自分たちが演技だけれども、表現するんだな、と身が引き締まりました」と現場の空気を伝え、間宮は「僕はどういう顔をして会ったら良いのかわからないというか。尻込みしてしまいました」と苦しい様子を告白。パイロットとして出場していた重松さんはその時の気持ちを「何が起こったかわからなかった状態で、落ちたことに気づいた時は何も言えなくて、みんな泣いていて何がなんだかわからなかった」と辛い心境を明かした。
本イベントの最中、メイキング映像が公開された。間宮と土屋が自転車で並走するシーンが公開されると、間宮から「懐かしい…」と声が漏れ、土屋は「あの併走がすごく難しいんです!」と撮影の苦労を明かした。クライマックスのコックピットでのシーンが公開されると、土屋は「坂場先輩とのセリフの言い合い演技というか殺陣のような辛い撮影だったので、感極まって泣いてしまいました」と撮影を振り返った。
最後に間宮は「こうやって芝浦工業大学でやっていただくということで、映画の魅力もですが、映画が始まるきっかけとなった鳥人間コンテストの魅力も伝わると良いなと思います」と語り、土屋は「昨年から1年間素晴らしい時間を見せて頂いて、その感謝と尊敬をお伝えしたいです」と感謝の気持ちを述べた。
流されて流されて、なんとなく生きてきた主人公の一目惚れしたイケメン先輩との最高の夏が、大嫌いなヤンキー先輩と空を飛ぶ最悪の夏に―。言いたい放題ツッコミ女子が、最高のドキドキを贈る、恋から始まる最高の夏。作家の中村航が⺟校・芝浦⼯業⼤学の⼈⼒⾶⾏サークル“Team Birdman Trial”をモデルに描いた⻘春部活⼩説「トリガール!」を『ヒロイン失格』の英勉監督が映画化。主人公・⿃⼭ゆきな役を土屋太鳳、メンタル最弱の坂場先輩役を間宮祥太朗、⼀⽬惚れした⾼橋圭先輩役を高杉真宙が演じるほか、池田エライザ、ナダル、⽮本悠⾺らが出演する。
【取材・写真・文/蔭山勝也】
映画『トリガール!』は2017年9月1日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国で公開!
監督:英勉
原作:中村航
出演:土屋太鳳、間宮祥太朗、高杉真宙、池田エライザ、ナダル、矢本悠馬
配給:ショウゲート
©2017「トリガール!」製作委員会