実際に起きた史上最大の救出作戦を描く究極の映像体験『ダンケルク』のクリストファー・ノーラン監督の独占インタビューや映画製作秘話も収録した関連書籍が9月8日(火)に緊急発売されることが決定した。

これまでの戦争映画を超えた本作で描かれるのは、相手を打ち負かす“戦い”ではなく、生き残りをかけた“撤退”の物語。容赦なく敵勢が迫るなか、浜辺に追いつめられた若き兵士を案内人に陸海空の3視点で描かれるストーリーが同時に進行する。時間描写において他と一線を画すノーラン監督ならではの緊迫のサスペンスが、IMAXカメラによる迫力の映像で映し出される。1940年5月、フランス北端の町・ダンケルクに追いつめられた英仏40万の若き兵士たち。ドイツ敵軍の攻撃が迫る中、ドーバー海峡に浮かぶすべての船を総動員した史上最大の救出作戦が決行される。

「私たちがこの物語に惹かれたのは、これが勝利でも戦闘でもなく、撤退の物語、生還<サバイバル>の物語だからだったんだ。」―本書収録 クリストファー・ノーラン インタビューより

今回発売される本書には、著者ジョシュア・レヴィ―ンによるクリストファー・ノーラン監督へのインタビューや映画秘話も収録。歴史書としてはもちろん、映画関連本としても貴重な一冊となっており、より映画の理解を深めることができるだろう。映画『ダンケルク』は、プロデューサーのエマ・トーマスがノーラン監督に、著者(ジョシュア・レヴィーン)の作品を読むよう勧めたことで制作が開始された。

本書では、このダンケルク港で行われた史上最大の救出作戦を綿密な取材に基づき記述。退役軍人や生還者へのインタビューも収録され、当時の状況が生々しく蘇る。この救出劇は「ダンケルクスピリット(イギリス国民が団結して逆境を克服しなければならないという時に使うフレーズ)」という合言葉があるほど本国イギリスでは有名だが、日本ではあまり知られていない逸話。

「ダンケルク」

著者:ジョシュア・レヴィ―ン
訳者:武藤陽生
発売日:2017年9月8日
サイズ:文庫判
価格:972円(税抜)
出版:ハーパーコリンズ・ジャパン

映画『ダンケルク』は2017年9月9日(土)より全国で公開!
監督:クリストファー・ノーラン
出演:トム・ハーディ、キリアン・マーフィ、ケネス・ブラナー、マーク・ライランス、ハリー・スタイルズ、フィオン・ホワイトヘッド
配給:ワーナー・ブラザース映画
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