9月9日の公開を控えて行われた“親子の絆”がキーワードとなった今回のトークイベントには、芸能界の仲良し親子としても有名な哀川翔と福地桃子の二人が登壇。映画についてや、家族のエピソードなどが語られた。
今回、初めて映画のイベントで共演となった哀川と福地の親子。哀川は「仕事ですから、普通にトークすればいいかなと思っています」と挨拶し、福地が「仕事モードですね」とツッコむと「仕事でしょ(笑)」と笑い返すなど和やかな雰囲気で行われた。本作について「人生は一度きり、一生懸命生きることが大切だと訴えかけられた」と語る哀川は、本作を二度鑑賞したといい「オープニングからすごくいいし、フランス独特の空気を感じた。内容が深いんです」と大絶賛し、さらに「観る角度によってさまざまな感じ方が出来る」とコメント。
プライベートでもとても仲の良い家族だという哀川と福地だが、幼いころから哀川の撮影現場に福地を連れて行ったといい「楽しいとか不思議という気持ちもなく、当たり前の日課だった」と振り返る福地。また、当時任侠映画に多く出演していた哀川だが、自宅で「お風呂で背中を観て、『今日は絵が違うね』って言われて、『今日もいろいろやってきたんだよ』って(笑)あんまり見せないようにしてきたんだけどね」と哀川ならではのエピソードを披露し、場内は笑いに包まれた。また、家族円満の秘訣を「なんでも会話にする」ことだと明かす哀川。福地も「自然とコミュニケーションが取れていて、それが大事だと思うようになりました」と会話が家族関係を良好に保つ秘訣だと語った。
さらに“生き物にやさしい”哀川だが、最近は「四つ葉のクローバーを楽しみに育ててました」と明かす福地。しかし哀川は「四つ葉のクローバーって書いてあるのに、出てきたら三つ葉だった」と笑いを誘いつつも「(植物は)どんどん出てくるからおもしろいんだよ!」と植物を育てることを勧める場面もあった。ここで福地から哀川にサプライズでプレゼントが用意され、哀川が開けると中から出てきたのは“四つ葉のクローバー柄のネクタイ”。これには哀川も喜びを隠せない様子で、満面の笑みでネクタイを当ててみせた。
イベントの終盤では、まもなく二十歳の誕生日を迎える福地に哀川が「10代から20代になるのは大切な時期だし、思い出としても残る」とコメント。“やってみたいことは?”という問いに福地は「パクチーを克服したい」と語ると哀川は「パクチー必要ないと思うけどなー」とコメント。これに福地は「父も嫌いなんですよ(笑)」と暴露し、哀川は苦笑しつつも「酒飲みたいとか、タバコ吸いたいとかじゃないんだね」と安心している様子だった。
最後に哀川は「二回見ましたが、それくらい深い思いを残してくれる作品。気づいたところからやり直せば目的に向かえる、そう思わせてくれる素敵な作品」と本作をアピール、福地は「忘れかけていたことに気づくきっかけをもらえる、振り返ってみることが出来る作品です。観た後は大切な方に、この映画のことを伝えてください」とメッセージを送った。
突然父になったプレイボーイと、男手“2つ”で育てられた少女が人生最高のパートナーになる―。型破りな2人の絆に、世界が笑いと涙に包まれた感動作。南仏コートダジュールの自由気ままなプレイボーイが突然、赤ちゃんを引き取ることになり、異国の地ロンドンでゲイの友人と男手2つで育児に奮闘する。ありえない父娘はいつしか“最高の相棒”となり、最強の絆が生まれていく。本国フランスでは8週連続トップ10に入り2016年公開作で2番目のヒット作となった。アメリカ、ブラジル、中国、トルコなど世界中でリメイクが決定。主演はフランスで好感度No.1スターのオマール・シー。
映画『あしたは最高のはじまり』は2017年9月9日(土)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、渋谷シネパレスほか全国で公開!
監督:ユーゴ・ジェラン
出演:オマール・シー、クレマンス・ポエジー、アントワーヌ・ベルトラン、グロリア・コルストン
配給:KADOKAWA
PHOTO : Julien PANIÉ