「とうとう映画『トリガール!』テイクオフです!」という土屋の宣言から始まった今回の舞台挨拶。間宮が「あっつあつでお送りしています」、高杉が「夏に連れて行ってくれる映画」というほど“熱い青春”が描かれている本作。英監督は劇中で間宮演じる坂場が着用していたシャツで登場するなど、仲の良さを感じさせる英組を土屋は「プロとしての毒もあり、いい緊張感で試行錯誤できて、土屋太鳳自体も解き放たれました」と振り返った。撮影では「あまり演出した覚えはない」といい「最初に話したらみんなが勝手にやった」と英監督の思いを汲んだ演技をみせていたキャストたちに対して「みんながやりたいようにやっているので楽でした」と笑いを誘いつつも、キャストの演技を称賛した。
劇中では土屋演じるゆきなの後押しをする存在となる池田は「太鳳ちゃんのそばにいればいいのかと思って何もしていないです」と振り返り、間宮は「好き勝手言わせていただいて、それに対する太鳳の反応が新鮮だった」とそれぞれが生き生きと演じていた様子を感じさせ、本作ではクールな圭先輩役を演じる高杉は「みんなのキャラクターがどんどん濃くなっていくのをうらやましいと思ってた」と寂し気に振り返った。主演の土屋は「坂場先輩との掛け合いは暑さとスピードとの闘いだった」と明かし「限界を超えた先の最高の自分に向かえる実感が出来たシーンが多かった」と作品の完成度に自信を見せた。
最後に池田は「名言のような人を救うようなセリフがたくさんちりばめられているので、そういう言葉を思い出して支えになってくれたら」、高杉は「自信を持ってただおもしろい映画になっていると思います。それをストレートに言おうと思って来ました」、間宮は「誰でも楽しめる、老若男女問わず笑っていただける。泣かせにいっていないし、ラブコメのラブの要素が少ない映画」と本作をアピールし、土屋は「『勇気は無謀とは違う。勇気は愛から生まれる』という言葉があって、人力飛行機はまさにたくさんの愛から生まれて、勇気で飛ぶ」と熱くアピールし「このメンバーで最高のビッグフライトを目指したいと思います。トリガール、飛びます!」とメッセージを送った。
流されて流されて、なんとなく生きてきた主人公の一目惚れしたイケメン先輩との最高の夏が、大嫌いなヤンキー先輩と空を飛ぶ最悪の夏に―。言いたい放題ツッコミ女子が、最高のドキドキを贈る、恋から始まる最高の夏。作家の中村航が⺟校・芝浦⼯業⼤学の⼈⼒⾶⾏サークル“Team Birdman Trial”をモデルに描いた⻘春部活⼩説「トリガール!」を『ヒロイン失格』の英勉監督が映画化。主人公・⿃⼭ゆきな役を土屋太鳳、メンタル最弱の坂場先輩役を間宮祥太朗、⼀⽬惚れした⾼橋圭先輩役を高杉真宙が演じるほか、池田エライザ、ナダル、⽮本悠⾺らが出演する。
【写真/蔭山勝也】
映画『トリガール!』は全国で公開中!
監督:英勉
原作:中村航
出演:土屋太鳳、間宮祥太朗、高杉真宙、池田エライザ、ナダル、矢本悠馬
配給:ショウゲート
©2017「トリガール!」製作委員会