柄本佑、前田敦子
三浦透子、尾野真千子


伝説のカルチャー・エロ雑誌の編集長を描く青春グラフィティ『素敵なダイナマイトスキャンダル』の第二弾キャスト情報が解禁された。

お母さんが隣の若い男と「ダイナマイト心中」という嘘のような実話をもつ伝説のカルチャー・エロ雑誌の編集長・末井昭の生い立ちをベースにした青春グラフィティである本作。末井の自伝的エッセイを、俳優・柄本佑を主演に迎え、冨永昌敬監督が映画化。発禁と創刊を繰り返しながら数々の雑誌を世におくりだした伝説の編集長である末井。同エッセイでは、末井が7歳の時に、隣の若い男とダイナマイトで心中した母親の実エピソードからつづられている。

今回、柄本佑演じる末井青年の人生を翻弄する三人の女たちを演じる女優陣が解禁された。若き末井青年をあたたかく支える妻・牧子役を前田敦子。前田は、物語が展開する時代の変遷にあわせて70年代、80年代のファッションを披露し、包容力のある天然素材な妻を飄々と演じている。末井青年が恋に恋して、道ならぬ恋をしてしまう愛人・笛子役を三浦透子。サントリー「なっちゃん」のCMで2代目なっちゃんとしてデビューし、若手実力派女優として注目される三浦が不思議な魅力を放つ電波な愛人の役に体当たりで挑む。そして、ダイナマイトで爆発して、隣の若い男と心中する末井青年のスキャンダルな母・富子役を尾野真千子。末井の人生に最も大きな影響を与えた薄幸な母親を、妖艶にそして儚げに演じている。富子の、女としてまた母としての心のゆらぎを細やかな表情と演技で魅せる難しい役柄に挑んでいる。

柄本佑(末井昭役)コメント

母親は尾野真千子さん、奥さんは前田敦子さん、愛人は三浦透子さん。改めて名前を並べてみると驚くほど贅沢だったんだと実感します。現場では主に前田さん三浦さんと一緒でした。尾野さんは爆発してしまっていたので。前田さんのあっけらかんとした明るい軽さと三浦さんの飄々とした佇まいは見ていてとても心地良かったです。そして母親が尾野真千子という、いやぁホント贅沢な現場でした。

前田敦子(牧子役)コメント

この作品の主人公は、自由な夢を持った自由な男なのですが、私が演じる牧子は、のちに夫になる彼を「はいはい」とたしなめつつもおもしろがって支えています。浮気をされても嫌味をいうだけ(!?)という包容力があって、自立している素敵な女性だと思いました。初めて共演させていただく柄本佑さんは、もともと俳優の先輩としてもすごく尊敬していました。佑さんの飄々とした中にあるかわいらしい感じが、この末井昭役にぴったりだと思いました。

三浦透子(笛子役)コメント

撮影がはじまってからも常に新しいアイディアに溢れ、くるくる変わっていく現場がただただ楽しかったです。笛子さんの人生を想うと胸が苦しくなるけれど、実際に書かれた当時の編集後記の中にいた彼女は、愛嬌たっぷりで追いかけると逃げてしまいそうな不思議な魅力を持った女性でした。皆さんにもそれが伝われば嬉しいです。

尾野真千子(富子役)コメント

実話とは思えない母を演じさせていただきました。そんな実話とは思えない台本を読んで、出来上がりが想像できず不安もありました。でも出来上がりを観たときこんな伝え方があったのかと自信を持ちました。

映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』は2018年3月よりテアトル新宿ほか全国で公開!
監督・脚本:冨永昌敬
原作:末井昭「素敵なダイナマイトスキャンダル」(ちくま文庫刊)
出演:柄本佑、前田敦子、三浦透子、尾野真千子
©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会