リリー・フランキー×清野菜名で描く型破りな究極の愛の物語『パーフェクト・レボリューション』の“障害者の性についてユーモアたっぷりに語る”本編映像が解禁された。

泣いてもいい、笑われてもいい。障害なんて二人で超える。革命は起こせる―。重度の身体障害があり、車椅子生活を送りながら、障害者への誤解を解くために活動するクマと恋に落ちたピンクの髪の美少女ミツは、人格障害を抱えた風俗嬢だった―。主人公のクマをリリー・フランキー、ミツを清野菜名、そばで見守る仲間たちを小池栄子、岡山天音、余貴美子らが演じる。自身も脳性麻痺を抱えつつ障害者の性への理解を訴える活動家・熊篠慶彦の実話にもとづく物語を松本准平監督が映画化。どんな不可能も可能にする、ハチャメチャだけど純粋な、クマとミツの最強のラブストーリーがいま始まる。

今回解禁された本編映像は、クマとミツが運命の出会いをするクマの出版記念トーク&サイン会のシーン。「僕のこれまでの人生は、常に戦いの歴史でした」と始まり、自分の障害は“脳性麻痺と異常に豊富な男性ホルモン”と会場の笑いを誘うクマ。さらに笑いを誘いながらも、新たな挑戦は障害者に対する誤解を解くことだと語る。しゃべっているだけで言語障害はないんですね?と驚かれ、下ネタを言うとサーっと人がひいていく、と淡々と語るクマ。「障害のレベルは人によって様々。その中でみんなが戦っている。 身体障害者だって恋をするし、オナニーもするし、セックスだってしたいんです。障害者は、新種の怪物やごみなんかじゃない。ましてや聖人君主なんかじゃない。障害者はただの人間なんです」と主張するクマに、会場に入ってきたミツが質問をしようと手を挙げる―。

企画・原案の熊篠慶彦の活動を再現したシーンだが、リリー・フランキー演じるクマについて、熊篠本人が、自分にあまりにも似ていると驚き「遠巻きに見たら脳性麻痺のおっさんになっていましたよ」と太鼓判を押すほど。リリー・フランキーが「障害のある人が主人公なんだけれど、一つの笑えてポップな映画として楽しんでほしい。『すげえバカ映画の面白いのを見た』と言ってほしいと」と言う通り、冒頭からその片鱗を感じさせる映像だ。

映画『パーフェクト・レボリューション』は2017年9月29日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国で公開!
監督・脚本:松本准平
出演:リリー・フランキー、清野菜名、小池栄子、岡山天音、余貴美子
配給:東北新社
©2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会