世界的音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』の予告編が解禁された。

本作は、2012年から5年の渡り、本人への密着取材によって実現したもので、併せて幼少からの膨大なアーカイブ素材も映画を彩っている。大病(2014年)を経て、過去の旅路を振り返りながら、新たな楽曲が誕生するまで、坂本龍一の音楽的探求を正面から描いている、坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー。第74回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映が行われた。また、本作は10月25日(水)より開催される第30回東京国際映画祭特別招待作品に決定している。

今回、坂本龍一の“今”を捉え、繊細な“音”が“音楽”になる瞬間を捉えた予告編が解禁された。坂本の代表作にして映画音楽家としての出発点でもある『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」の美しい旋律とともに捉えられるのは、3.11の津波をかぶった一台のピアノ。「見て見ぬふりをするのは、僕にはできないこと」と語る坂本の音楽的変化のきっかけにもなった出会いのシーンである。

続けて、予期せぬガン告知を受けた後に坂本からこぼれた本音や闘病生活、“音”への憧れを語る姿や、森の中や自宅の庭、北極など様々な場所で“音”を集め、それが坂本の紡ぎ出す“音楽”とひとつになる様子を確認できる。また、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の1979年ロサンゼルスでのライブ映像や、『ラストエンペラー』製作当時に坂本自身が撮った本邦初公開となる秘蔵フィルムなど、本編に盛り込まれている貴重な映像の一部も収められている。

映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』は2017年11月4日(土)より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開!
監督:スティーブン・ノムラ・シブル
出演:坂本龍一
配給:KADOKAWA
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