坂本龍一

10月25日(水)より開催される第30回東京国際映画祭で「SAMURAI(サムライ)賞」が坂本龍一に贈られることが決定し、併せて豪華マスタークラスの実施が決定した。

比類なき感性で「サムライ」のごとく、常に時代を斬り開く革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を称えるSAMURAI賞。創設された2014年の第27回には北野武監督とティム・バートン監督、第28回では山田洋次監督とジョン・ウー監督、昨年の第29回ではマーティン・スコセッシ監督と黒沢清監督に贈られ、第30回の記念すべき今年は『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞を受賞するなど映画音楽家としても世界で名を馳せる坂本龍一に贈られることが決定した。

また、「映画の未来の開拓」をビジョンの大きな柱の一つとしている東京国際映画祭では会期中、坂本龍一のSAMURAI賞授賞を記念した特別クラスをはじめ、国際的に第一線で活躍されているブリランテ・メンドーサ監督・河瀨直美監督・曽利文彦監督を迎えてのマスタークラスが実施される。若い映画ファンや次世代を担う新たな若手映画作家に向けたセミナー形式のトークイベントなので、貴重な機会をお見逃しなく。

TIFFマスタークラス共通

会場:六本木アカデミーヒルズ49F タワーホール
入場:無料
申込方法: 東京国際映画祭公式サイトにて9月28日(木)18時より申し込み開始(定員になり次第、締め切り)

第4回“SAMURAI(サムライ)”賞授賞記念 坂本龍一スペシャルトークイベント~映像と音の関係~

日時:11月1日(水)14時開場/15時開演(予定)
米アカデミー賞を始めとする数々の国際的な賞に輝き、常に時代をリードする音楽家の坂本龍一がこれまでの軌跡をたどるとともに自身の映画音楽論を展開する。なお、坂本龍一を追ったドキュメンタリー『Ryuichi Sakamoto: CODA』が特別招待作品部門にて上映される。

ブリランテ・メンドーサ監督の演出論(仮)

日時:10月26日(木)18時開場/19時開演(予定)
「第3黄金期」と呼ばれる隆盛の時代を迎えているフィリピン映画界をリードしてきたブリランテ・メンドーサ監督が語る演出論。

河瀨直美監督スペシャルトークイベント(仮)

日時:10月28日(土)13時開場/14時開演(予定)
若手育成にも力を注いでいる河瀨直美監督のマスタークラス。当日はエグゼクティブ・プロデューサーを務めた『東の狼』も特別上映され主演の藤竜也との対談も予定。なお、河瀨監督の『光』がJapan Now部門にて上映される。

曽利文彦監督「ハガレン」トークイベント

日時:10月30日(月)18時開場/19時開演(予定)
『鋼の錬金術師』公開記念イベント。全世界7000万部の国民的人気コミック、映像化不可能と言われた原作の実写映画化への道のり。「ハガレン」が到達する新たな映像世界と映画体験とは?なお、『鋼の錬金術師』は本映画祭のオープニング作品として上映される。

ブリランテ・メンドーサ

河瀬直美
photographed by LESLIE KEE

曽利文彦

第30回東京国際映画祭 アニバーサリービジュアル

「第30回東京国際映画祭」は2017年10月25日(水)~11月3日(金・祝)に六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催!