1970年代、トランス・ワールド航空社の敏腕パイロットからCIAエージェントとなり、さらに天才的な麻薬の運び屋でもあった実在の人物“バリー・シール”の生涯を完全映画化した本作。アメリカ史上最高にぶっ飛んだ男の嘘のような人生のすべてを、スリル、アクション、コメディ満載で描き出すクライム・アクション・エンターテインメントとして仕上げた。破天荒だが天才的、そして誰にも愛される才能と愛嬌を持ち合わせていた主人公バリー・シールを演じるのは、本作の制作を熱望したトム・クルーズ。監督はダグ・リーマン。世界中を沸かせた『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の2人が再びタッグを組む。
10月6日の“トムの日”に公開された今回の本編映像は、トム・クルーズ演じるバリー・シールがCIAと麻薬王を股に掛け、ときには半ケツを披露しながら、巨額の富を築いていくぶっ飛んだ映像となっている。CIAのエージェントとして、また天才的な麻薬の運び屋として活躍するバリーが、鳴りやまない公衆電話やポケットベルから次々に舞い込んでくる仕事を遂行し、ダミー会社を立ち上げ資金洗浄を繰り返しながら、巨額の富を荒稼ぎしていく姿が描かれた本作。密輸王としてのカリスマ的才能を発揮する一方、クリスマスにはホームビデオで家族サービスを行い、さらに大量の麻薬や銃器を運ぶため飛行機に乗り込む際は、ズボンを半分下ろしてお尻を披露。バリー・シール本人が誰にでも親しまれる魅力的なキャラクターを持っていたことがよくわかると同時に、バリーを熱演するあまり、トムのぶっ飛んだ行動に衝撃を受ける映像となっている。
トムは自身が演じたバリー・シールについて「バリーは家族を愛している優れたパイロットだが、向こう見ずなアンチヒーローでもある。バリーの悪事は許されることではないが、自らの願望を成しとげた彼にやはり興味を覚えてしまうよ。彼は既成概念にとらわれない自由な男で、当時の航空業界では非常にユニークな人物だった。今の社会ではすべてがコントロールされているし、空域も制御されている。バリーや仲間のパイロットが当時できていたことは、今考えるとあり得ないことなんだ」とコメント。本作の制作を熱望し、同じパイロットとしてバリーにある種のリスペクトの気持ちを向けるトムが、本作でバリーをどのように演じるのかますます期待が高まる。
映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』は2017年10月21日(土)より全国で公開!
監督:ダグ・リーマン
出演:トム・クルーズ、ドーナル・グリーソン、サラ・ライト
配給:東宝東和
© Universal Pictures