数々の傑作を送り出してきたストップモーション技術最高峰スタジオ・ライカが、今回挑んだのは“古き日本”。情感あふれる日本の風景や風習を、息を飲む美しさで描いた本作は、本年度アカデミー賞や全世界の映画賞を総なめし話題を呼んだ。監督には、黒澤明や宮崎駿を敬愛するトラヴィス・ナイト。シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、レイフ・ファインズ、ルーニー・マーラら超豪華俳優陣がボイスキャストを務める。ライカの最先端クリエーターたちが、壮大なセットの中で人形や美術を1コマ1コマ動かし、1秒間の映像のために24枚の写真を撮影しながら作り上げた努力と愛情の結晶に、名だたるキャストたちが命を吹き込む。大人にこそ観てほしい、圧巻のストップモーション絵巻がついに上陸する。
オスカー常連俳優が揃った豪華声優陣も大きな話題になった本作。今回、日本語吹替え版ボイスキャストが決定した。本国ではマシュー・マコノヒーが声を演じた“クワガタ”役にはピエール瀧。ピエールは、今作ではノリは軽いが弓の名手でたくましさも兼ね備えているクワガタを好演している。主人公のクボと共に旅を共にする中で、物語の大きなカギを握る役でもあり必見だ。また自身が、超がつくほどの「ライカのファン」ということもあり、今回の吹替えが運命的に実現した。
また、本国では実力派女優ルーニー・マーラが演じたクボを執拗に襲いにくる敵、“闇の姉妹”役には、いま最も注目を浴びる若手演技派女優・川栄李奈に決定。闇の姉妹は、恐ろしい風貌と迫力でクボたちを追ってくる本作で一番のヒール役。時にあどけない表情を見せる川栄からは、想像も出来ない悪役への体当たりな演技は必見だ。人気ドラマや映画、CMへの出演で快進撃を続ける川栄の見たことのない新しい一面に注目だ。
さらに主人公・クボ役にはクレヨンしんちゃんのしんのすけ役でお馴染みの矢島晶子、サル役には「攻殻機動隊」シリーズの草薙素子役や洋画吹替えの世界でも大人気の田中敦子ほか、月の帝役にはベテラン羽佐間道夫など本格派声優が勢ぞろいとなっている。日本語吹替え版はすでに発表されている通り、主題歌を三味線奏者の吉田兄弟が担当しており、こちらにも注目が集まっている。
ピエール瀧(クワガタ役)コメント
今作のオファーはとにかく嬉しかったです。元々ストップモーションアニメーションが好きで、各国の様々な映画を観ていましたが、昨今では特に今回のライカ製作『コララインとボタンの魔女』が凄すぎて大好きでした。想像を超える技術を持ったライカのアニメーションはとにかく別格で、全ての映像、演出において妥協せず、最高のものを届けるためにその環境を作っているライカの懐の深さに感動を覚えますし、リスペクトしています。今回の作品に参加することによって、そのライカの一員になれた事を光栄に思っています。また、日本文化の描写が本当に素晴らしいです。入念な日本の研究によって、細部まで丁寧に日本を再現しています。素直に日本人には絶対見てほしい作品だと思っています。ライカにしか出来ない魔法を、今回の『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』で体験できます。魔法がかかったこの映像世界を是非楽しみにしてください。
川栄李奈(闇の姉妹役)コメント
普段からアニメを見るのが大好きなので、オファーをもらったときには大喜びしました!声のお芝居の経験が少ないので緊張しましたが、楽しく演じさせてもらいました。“闇の姉妹”という役は、映画の中で一番怖くて不気味。初めて、ここまで直球の悪役だったので、自分なりの“怖さ”や“恐ろしさ”を頑張りました。元々ホラー映画が大好きなので、怖いキャラ自体はとってもテンションがあがりました(笑)!この映画のストップモーションの技術はとにかく驚きの連続です。どのシーンも信じられないくらい綺麗なので、私ももう一度見たいと思っていますし、皆さんにもこの感動を是非劇場で味わっていただきたいです。
あと、ヒール役の闇の姉妹にも少し注目していただけると嬉しいです!
映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』は2017年11月18日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督:トラヴィス・ナイト
声の出演:アート・パーキンソン、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、ルーニー・マーラ、レイフ・ファインズ
配給:ギャガ
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