『斉木楠雄のΨ難』の初日舞台挨拶が10月21日（土）に東京・丸の内ピカデリーで行われ、山﨑賢人、橋本環奈、新井浩文、吉沢亮、笠原秀幸、賀来賢人、ムロツヨシ、福田雄一監督が登壇した。

初日を迎えた劇場で映画を見終わったばかりの観客の前に登壇したキャストと監督。「今日は何分あるんですか？」と早くも時間を気にする福田監督だが、MCを交えて終始笑いあふれる舞台挨拶となった。“一番笑ったシーンは？”という問いに「ムロさんのシーンは笑いました」と答える山﨑。同じ質問を振られた橋本だが、公開初日を迎えた時点でまだ観ていないことを明かし「観ないほうがいいって言われてる」と苦笑。これに「CGで消すところは消した」とコメントした福田監督だが、すかさず「すぐTwitterで書くから。鼻の中消したとか！」と橋本からクレームがあがり、それでも「橋本は鼻毛ないの？」というツッコミに「ないですよ」と橋本が返し、会場は大きな笑いに包まれた。

“微笑み王子”の異名を持つ吉沢は「微笑むことないですけどね」と苦笑しつつ、本作を鑑賞していた際に自分のシーンでずっと笑っていたと福田監督に明かされると「撮影してから一年後にアフレコして、全部覚えてました」とインパクトがあると同時にお気に入りのシーンでもあった様子。続けて、劇中での“コードネーム”である“漆黒の翼”の決めポーズを披露すると会場は笑いと拍手に包まれた。さらに、ムロは「新井の『おっふ』が好き」と挙げると、新井が生「おっふ」を披露。「おっふ」を向けられた橋本は「すごい、自然」と称賛。

さらに、山﨑と橋本が体育館でのシーンの撮影中に「延々と踊ってた」と福田監督が明かすと、これに橋本は「なんの踊りとかではなくて、ただ動いた。あまり覚えてないんですけど」と答え、山﨑も「楽しかったね」と返すなどのエピソードが明かされた。最後に山崎は「現場も楽しいし、舞台挨拶も楽しい。観ていただいた方々にも笑っていただきたい。こんなにハッピーな映画はないと思うので、この幸せを周りにも広めていただいて、みんな幸せになればいいなと思います」とメッセージを送った。

普通に生きたい。でも、隠しているのはとんでもない超能力―。世界を滅ぼすことができるぐらいの超能力を持ちながら普通の生活を望む高校生・斉木楠雄をコメディ映画に初主演の山﨑賢人、斉木に想いを寄せる照橋心美を橋本環奈が演じ、さらに新井浩文、吉沢亮、笠原秀幸、賀来賢人、ムロツヨシ、佐藤二朗ら個性豊かなキャストが揃う。監督は、『銀魂』「勇者ヨシヒコ」シリーズを手掛ける福田雄一。一線で大活躍する才能が集結し、とにかく本気でフザけることを突き詰めた学園エンタテインメント超大作に仕上がった。

【取材・写真・文／編集部】