大塚明夫

たった独りでパキスタンに潜入した仰天の実話『オレの獲物はビンラディン』の予告編が解禁された。

アメリカを愛するあまり、たった独りでパキスタンに潜入し<ビンラディン捕獲作戦>に挑んだ男がいた―。本作は、ビンラディン誘拐を企てたとして2010年にパキスタン当局に拘束された実在のアメリカ人ゲイリー・フォークナーによる、にわかに信じがたい仰天の実話を基に映画化。ビンラディン捕獲という無謀すぎる巨大ミッションにたった独りで挑んだ実在のアメリカオヤジのゲイリー・フォークナー役をニコラス・ケイジが演じ、『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のラリー・チャールズが監督を務める。

今回解禁された予告編では、寝床の目の前にビールの空き缶を散乱させ、昼間からパブで一杯ひっかけつつ政府批判を繰り広げるなどゲイリー(ニコラス・ケイジ)の典型的な“ダメオヤジ”っぷりが映し出されている。愛国心と信仰心たっぷりの彼はある日、日課である人工透析を受けていると、目の前に神が現れ「パキスタンへ行ってビンラディンを捕まえろ」と啓示を受ける。「やります」と神に誓ったゲイリーは、日本刀を手にヨットに飛行機にスカイグライダーにと様々な方法でパキスタン潜入を試み、持ち前の自由奔放さで周囲の人々を巻き込み前代未聞の大騒動を起こしていく。果たしてゲイリーはビンラディンを捕えることができるのか―。

ケイジは、ゲイリーを演じるにあたり本人の体型に倣って大増量を敢行し、ヒゲや髪の毛含め外見的なアプローチを自ら進んで行ったという。そのでっぷりお腹でパンイチでのケリや日本刀のトレーニング、警官たちとの謎のダンスなど、未だかつてないキレのなさを披露している。ラリー・チャールズ監督は「この映画での彼は人々の意表を突く役どころで、彼自身が俳優としての新境地を開拓しようとしていることの証だ。彼はまさに芸術家だよ」とそのリスクを惜しまない演技スタンスを絶賛。

さらに、この予告編のナレーションを務めるのはケイジの吹き替えでおなじみの声優・大塚明夫。ナレーションを終えた大塚は「ニコラス・ケイジは、非常に演じがいのある俳優。『オレの獲物はビンラディン』も、“これはぜひやりたいな”と思っていたので、声優魂に火がつきました!!」とコメントしている。

映画『オレの獲物はビンラディン』は2017年12月16日(土)よりシネマート新宿ほか全国で順次公開!
監督:ラリー・チャールズ
出演:ニコラス・ケイジ、ラッセル・ブランド、ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ、レイン・ウィルソン、マシュー・モディーン
配給:トランスフォーマー
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