今回行われたイベントでは、“一緒に映画を見て笑おう上映会”と題して、橋本環奈、賀来賢人、福田雄一監督が観客と一緒に作品を鑑賞。上映後には舞台挨拶が行われた。今回のイベントを「おもしろい体験でしたね」と語る賀来。橋本も「笑ってくれていましたね」と満足げな表情を見せた。
劇中では橋本が見せる白熱の名演技に笑いが起きることが多々あるが、あまりの笑いに「複雑な気持ちになりますね」と橋本。さらに「コメディエンヌまっしぐらですね」とコメントする福田監督に「本当ですよ」と笑って返した。続けて賀来は「福田監督がこんなに女優さんに食いついたの初めて見ました」というほどだが、賀来自身も初めて作品を観たときは「“なんだこいつは”と。とんでもないやつが現れた」が振り返り、場内は笑いに包まれた。
前日で公開からちょうど1週間が経ったが、反響は登壇者にも伝わっているようで、特に橋本は、一般客として劇場に足を運んだことを明かし「かわいいって言ってもらえるのはうれしいけど、『あんなに口開くんだ』とか結構笑ってくれてた」と生の声を聴けたことを喜び「みんな笑ってくれてました」と笑顔を見せた。
また、福田監督は『銀魂』出演者の小栗、橋本、菅田と福田監督によるLINEグループで、橋本が劇中で「ありえるっ!」と言っているときの表情の静止画をまわしたところ、「これ本当に出すの?大丈夫?」と心配されたことを明かし、橋本は「『ありえる』は力入れました。いっぱい出てくるので、そこは決めてやろうと思った」と語り、賀来も「あれ、すごくないですか」と感心している様子だった。
さらに、話が続編について及ぶと、「新井(浩文)さんが『うち、パート2絶対やりたくない』って言ってた」と橋本が明かし、その理由を「まゆげとか半分そっちゃってる」と言ったものの、福田監督は「やってもらうしかない。新井も(本作の原作が連載されている)週刊少年ジャンプが好きだから」と期待させた。
普通に生きたい。でも、隠しているのはとんでもない超能力―。世界を滅ぼすことができるぐらいの超能力を持ちながら普通の生活を望む高校生・斉木楠雄をコメディ映画に初主演の山﨑賢人、斉木に想いを寄せる照橋心美を橋本環奈が演じ、さらに新井浩文、吉沢亮、笠原秀幸、賀来賢人、ムロツヨシ、佐藤二朗ら個性豊かなキャストが揃う。監督は、『銀魂』「勇者ヨシヒコ」シリーズを手掛ける福田雄一。一線で大活躍する才能が集結し、とにかく本気でフザけることを突き詰めた学園エンタテインメント超大作に仕上がった。
【取材・写真・文/編集部】
映画『斉木楠雄のΨ難』は全国で公開中!
監督・脚本:福田雄一
原作:麻生周一「斉木楠雄のΨ難」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
出演:山﨑賢人、橋本環奈、新井浩文、吉沢亮、笠原秀幸/賀来賢人、ムロツヨシ、佐藤二朗、内田有紀、田辺誠一
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント=アスミック・エース
©麻生周一/集英社・2017映画「斉木楠雄のΨ難」製作委員会