“元祖”にして“伝説”のスーパーロボットアニメが映画館で復活した『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』にゲスト声優として宮迫博之(雨上がり決死隊)とおかずクラブのオカリナとゆいPの参加が決定し、併せて最新予告編が解禁された。

人類が平和を取り戻してから10年―新たな出会い、脅威、運命にかつてのヒーロー・兜甲児が下す未来への決断とは―。1970年代一世を風靡した巨大ロボットアニメが45年ぶりに復活する。合体・乗り込み型ロボットアニメの元祖として多くの男の子に夢と希望を与えた「マジンガーZ」。ヨーロッパ、中南米など世界中で放送され、各国のSFロボットアクションに影響を与え、いまだに熱狂的なファンがいる。今年画業50周年を迎える永井豪のスーパープロジェクトとして、45年の時を経て復活する。

今回、雨上がり決死隊の宮迫博之、おかずクラブのオカリナとゆいPがゲスト声優として本作に参加することが決定した。縦半身ずつの男女が合体した「あしゅら男爵」の男性側を宮迫博之が務め、女性側は女優であり声優としても活躍する朴璐美が務め、2人で1役を演じる難しい役どころを、息の合った迫力の演技を見せている。宮迫は、『Mr.インクレディブル』でヒーローを憎悪する“シンドローム”役、『映画クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ』(2017)で、地球の人類を脅かす巨大な陰謀を計画する傲慢な、シリリの父役など、悪役も多く経験している。

おかずクラブの2人は、本作に出てくる新キャラクターで4人組の戦う統合軍所属アイドル・マジンガールズ、ピンクをゆいPが、ブルーをオカリナが務める。2人は、『キング・オブ・エジプト』(2016)で、大蛇を操る戦闘の女神役の日本語吹替えや、オカリナが『ONE PIECE FILM GOLD』(2016)のカメを演じるなど声優経験がある。

宮迫博之(あしゅら男爵(男性)役)コメント

今までも声のお仕事はやらせていただいておりますが、(誰かと)一緒に声を合わせる、という作業が初めてで、非常に楽しくもあり、難しくもありました。(一緒にやった朴路美さんに)引っ張っていただきました。声をそろえる長台詞は『よくあったな』と思います。(「マジンガーZ」は)兄の世代ですが、私は再放送を見ていました。マジンガー・シリーズはほぼ全部見ています。超合金をおばあゃんに買ってもらうために、おもちゃ屋で2時間「買うてくれ」と寝ころんだことがあります。グレンダイザーは買ってくれなかったです。ちょっと高かったので。でも、グレートマジンガーは買ってもらいました。マジンガーZは、従妹が持ってたので、借りて遊んでました。僕の声質がそうなんですが、だいたい悪役しか来ないんです。あしゅら男爵は、もちろん知ってました。悪役ですけど、大好きなキャラクターなので、その男役をやらせてもらうなんて、嬉しかったです。

ゆいP(おかずクラブ)(マジンガールズ・ピンク役)コメント

難しかったです。私たち、声優のお仕事を何度かやらせていただいて、ハリウッド映画(「キング・オブ・エジプト」)の吹き替えや、「レゴ・バットマン」では3Dアニメーションでの吹き替えをやりましたが、こうしたアニメの声優をやらせていただいたのは、初めてでした。新鮮でした。本当に(見た目が)すごいキャラクターで、ロングヘアで、ハイレグで、普段私たちでは出せないような感じで。でも、等身大でできました(笑)。妖怪とか化け物系のオファーが来たことがなくて、今までセクシー系のオファーで(笑)。みなさん、そういう風に(私たちを)見てらっしゃるのかな、と思ってます。ただ、お客さんには、誰かわからない状態で見てもらうのが嬉しいです。テロップが出た時に、「えっ!おかずクラブだったの」というのがいいです。
痩せたら、あのキャラクターに似るんじゃないかな。あの衣装も着てみたいですね。

オカリナ(おかずクラブ)(マジンガールズ・ブルー役)コメント

(一緒に声を)合わせるからか、難しかったです。今までも、2人で、合わせるのは得意だったはずなのですが、今回は難しかったです。今回の役は『私たちらしい役だな』と思っています。セクシーで、露出が激しめの女性(役)が多いですね。私たちと気づかないで、見て欲しいですね。「マジンガーZ」は、タイトルと水木一郎さんの歌のイメージは知ってました。親は喜ぶかも。マジンガーZは男の人の憧れのアニメに、まさか自分の娘が、あのミサイルを放つとは、と思ってくれると思います。声の配役が来たってことは、どうにかしたら、あの役になれると思っています。

併せて解禁された予告編では、無限の可能性を秘める第三の魔神“インフィニティ”の重圧感たっぷりな姿に続き、主人公・兜甲児(CV:森久保祥太郎)の「マジーンゴー!」の掛け声と共にマジンガーZが出撃。本作のために新録した、水木一郎によるお馴染みのテーマ曲「マジンガーZ」に併せて、冒頭からテンションMAXの映像が繰り広げられる。謎の復活を遂げたDr.ヘル(CV:石塚運昇)、ブロッケン伯爵(CV:藤原啓治)、あしゅら男爵(CV:宮迫博之&朴璐美)に率いられ、次々と襲いかかる機械獣軍団を圧倒的なパワーで一掃するマジンガーZ。かつて甲児と共に世界を救ったもう一人の英雄・剣鉄也(CV:関俊彦)がパイロットを務めるグレートマジンガー。戦う統合軍所属アイドル・マジンガールズ(CV:オカリナ、ゆいP、田所あずさ、伊藤美来)専用ロボット・ビューナスA軍団。甲児の実弟・兜シロー(CV:花江夏樹)が操縦する量産型戦闘マシン・イチナナ式らが参戦する様子も映し出される。しかし、次のシーンでは、今回の予告編で楽曲初解禁される吉川晃司書き下ろしエンディングテーマ「The Last Letter」が極上のバラードで感動を一層盛り立てる中、無数の機械獣、Dr.ヘルが乗り込む悪のロボット・地獄大元帥に苦戦を強いられボロボロになったマジンガーZの衝撃的な姿が―。世界中の人々が見守る中、最後の出撃を果たすマジンガーZ。甲児を待つ弓さやか(CV:茅野愛衣)の涙の意味は・・・。

あしゅら男爵

マジンガールズ

ビューナスA軍団

映画『劇場版マジンガーZ / INFINITY』は2018年1月13日(土)より全国で公開!
監督:志水淳児
原作:永井豪
声の出演:森久保祥太郎、茅野愛衣、上坂すみれ、花江夏樹、高木渉、山口勝平、菊池正美、森田順平、島田敏、塩屋浩三、石塚運昇
配給:東映
©永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会