数々の傑作を送り出してきたストップモーション技術最高峰スタジオ・ライカが、今回挑んだのは“古き日本”。情感あふれる日本の風景や風習を、息を飲む美しさで描いた本作は、本年度アカデミー賞や全世界の映画賞を総なめし話題を呼んだ。監督には、黒澤明や宮崎駿を敬愛するトラヴィス・ナイト。シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、レイフ・ファインズ、ルーニー・マーラら超豪華俳優陣がボイスキャストを務める。ライカの最先端クリエーターたちが、壮大なセットの中で人形や美術を1コマ1コマ動かし、1秒間の映像のために24枚の写真を撮影しながら作り上げた努力と愛情の結晶に、名だたるキャストたちが命を吹き込む。大人にこそ観てほしい、圧巻のストップモーション絵巻がついに上陸する。
今回、本国版のボイスキャストとして“クワガタ”役を演じたマシュー・マコノヒーのアフレコ&インタビュー映像が解禁された。映像では、身振り手振りを交えて“クワガタ”役を熱演している様子が捉えられている。
今年の春に公開された映画『SING/シング』のバスター・ムーン役(コアラ)でもおなじみのマシューだが、映画の公開自体は『SING/シング』の方が先だったものの、実は声優としてアニメの吹替えに挑戦したのは本作が初。初の吹替えで、かつ“クワガタ”というひとクセあるユニークな役を演じるということで「声は子供たちと練習したんだ。彼らの反応を見るためにね。たとえば、どんなことに『それはマヌケだね』とか『おもしろいよ』って言ってくれるか、知るためにね」と自身の子どもたちと共に役作りを行ったことを告白。また「クワガタの声を引き受けた理由は、アニメの中で僕の子供たちが好きなのが、ドジなキャラクターだからさ。ドタバタ喜劇が大好きなんだよ。ウチの子供たちは、主役は好きにならないし、ヒーローも好きじゃないんだ。気に入るのは、いつもドジなキャラクターだね。笑わせてくれる役だよ。だから、クワガタは僕にとってもってこいだったのさ」と本作の“クワガタ”役を引き受けた秘密を明かし、子煩悩であり良き父親としての一面も垣間見せている。
日本語吹替え版ではピエール瀧が“クワガタ”役を演じており、本国版・日本版共に超実力派俳優が命を吹き込んだキャラクターでもある“クワガタ”。軽いノリでユーモアたっぷりな印象が強いキャラクターではあるが、劇中での活躍も楽しみだ。
映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』は2017年11月18日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督:トラヴィス・ナイト
声の出演:アート・パーキンソン、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、ルーニー・マーラ、レイフ・ファインズ
配給:ギャガ
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