本年度カンヌ国際映画祭で上映され話題沸騰となった超過激スタイリッシュ・ヒロインアクション映画である本作。愛する人を殺され、運命に翻弄される最強無敵の女殺し屋をキム・オクビンが熱演、テコンドーとハプキドーの黒帯を持つ身体能力の高さを発揮している。シン・ハギュン、ソンジュンらが共演。監督はスタントマン出身という異色の経歴を持ち、藤原竜也主演でリメイクされ大ヒットを記録した『22年目の告白 -私が殺人犯です-』のオリジナル作品である『殺人の告白』を手掛けたチョン・ビョンギル。斬新かつ大迫力の映像体験を作り上げた。
今回解禁された予告編は、狂気全開&ネクストレベルのアクションが伝わる必見の映像となっている。悲しげなメロディの口笛とともにこの映像が捉えるのは、犯罪組織の女殺し屋として育てられたスクヒ(キム・オクビン)のFPS主観映像。50人以上はいる敵のアジトに単身乗り込み、あまりに強烈なノンストップ・アクションを繰り広げる映画のオープニングシーンだ。愛と裏切りに翻弄され続ける彼女が繰り広げる厨房での機関銃や拳銃が入り乱れての銃撃戦、ウェディングドレスでの長距離射撃(女性アクション映画の金字塔『ニキータ』へのオマージュシーン)、トンネルを激走しながら日本刀で斬り合うバイクチェイス、爆走する車のボンネットからのバスへの飛び乗り・・・など、本作が誇るネクストレベルのアクションの数々が矢継ぎ早に映し出されていく。極め付けは、スクヒの「見せてあげる、あなたが作った私を」という決め台詞。自分を殺し屋として育て上げてくれた、かつて愛した男ジュンサン(シン・ハギュン)に言葉を浴びせ、最後の闘いに挑む―。悲しき運命を背負った“悪女”スクヒの悲しみと狂気を帯びた強さが引き立て合う。
本作は、撮影日数のうちおよそ9割がアクション撮影にあてられ、テコンドーとハプキドーの黒帯を持ち、優れた身体能力を持つオクビンは劇中の9割以上のアクションを自ら演じたという。「段取りをいちばん飲み込んでいるのは自分だから」と、覆面を被っていて顔が映らない場面でも進んで取り組んだといい、その強い決意には、スタントマン出身でアクション畑のチョン・ビョンギル監督も肝を冷やすほどだったという。さらに今回、ビョンギル監督が12月に本作のプロモーションで来日することも決定した。監督が登壇してのプレミア上映も実施予定となっている。
映画『悪女/AKUJO』は2018年2月10日(土)より角川シネマ新宿ほかで公開!
監督:チョン・ビョンギル
出演:キム・オクビン、シン・ハギュン、ソンジュン、キム・ソヒョン
配給:KADOKAWA
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