豪華キャスト・監督10名が登壇した今回のイベントでは、劇中に登場するアルが、曽利監督がこの日のために作った、最新ホログラム技術を駆使して登場。鎧の身体になってしまった弟アルと、その身体を取り戻そうと奮闘する兄エドを演じる山田涼介がステージ上で対面を果たした。
今回、豪華キャストが勢ぞろいしたステージに「撮影中もこんなに揃うことがなかったのでものすごく緊張しています」と曽利監督。主演の山田も「非常に緊張しております」と語り、本作の魅力について聞かれると「原作ファンの方がたくしゃん・・・」と思わず噛んでしまい、本田に「今なんて言ったんですか?」と突っ込まれる場面もあった。また、「“鋼の錬金術師”というワードを初めて聞く方でも入り込める、誰でも楽しめる作品になっています」と自信を見せた。
また、山田は共演のディーンについて「見た目通り中身も真摯な方」としつつ「唯一のギャップはお茶目な一面もあるところ」と明かし「自作の歌を歌っているところがかわいかった」と暴露。これに対して“歌ってほしい”という声が上がり、ディーンはボイスパーカッションからの「グルグルグルグルグルテンフリー」という歌詞の自作の歌を披露。会場は大きな歓声と笑いに包まれた。
佐藤隆太演じるヒューズ中佐について「ヒューズを見てヒューズだと」と絶賛。原作の大ファンだという本郷も「感動したシーンは、アルとエドが本気の兄弟げんかをするシーン」と挙げ、それ以外に「メモに、“ヒューズまじヒューズ”と書きました。原作のまんまの素敵なお芝居をされていた」と佐藤演じるヒューズを大絶賛した。
さらにイベントの終盤には、ステージ上のスクリーンにCGのアルが登場し、「兄さん久しぶり」と山田と会話する場面も。本田が「アル何してたの?」と聞くと「錬金術の勉強をしてたよ」と返すアルに、本田は思わず「息ピッタリですね!さすが兄弟」と驚きを見せた。最後に山田が「行くぞ、アル!」、アルが「うん、兄さん!」と決め台詞を披露し、イベントは幕を閉じた。
壮大なスケ―ルと世界観に想像を超えるストーリーで世界を魅了し、“ハガレン”現象を巻き起こした荒川弘原作コミック「鋼の錬金術師」。幼い頃に亡くなった母に会いたいという想いから兄エドと弟アルは“人体錬成”の理論にたどり着くが、それは錬金術師にとって絶対に犯してはならない禁忌だった―。主人公エドを山田涼介、ヒロインのウィンリィ・ロックベル役に本田翼、“焔の錬金術師”の名を持つロイ・マスタング役にディーン・フジオカが名を連ねる。
【取材・写真・文/編集部】
映画『鋼の錬金術師』は2017年12月1日(金)より全国で公開!
監督:曽利文彦
原作:荒川弘「鋼の錬金術師」(「ガンガンコミックス」)スクウェア・エニックス刊
出演:山田涼介、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多/國村隼、石丸謙二郎、原田夏希、内山信二、夏菜、大泉洋(特別出演)、佐藤隆太/小日向文世/松雪泰子
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2017 荒川弘/SQUARE ENIX ©2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会