『探偵はBARにいる3』の公開を記念して、11月22日(水)~30日(木)の期間中に大泉洋主演映画7本が配給会社の垣根を超えて特集上映される「大泉洋映画祭」。この日行われた舞台挨拶には、最新作『探偵はBARにいる3』に出演する前田敦子が駆けつけ、“主演男優賞”発表のプレゼンターを務めた。
映画祭の話をはじめに聞いた時には「『えっ?』って聞き返しました」と振り返る大泉。半笑いになったというマネージャーとの「ちょっとシュールな時間が流れて・・・」という大泉だが、会場に集まったファンからは大歓声に迎えられた。最新作で共演する前田は「みんなの友達、大泉さん」と表現し、「誰にでも明るく楽しく接してくださる。俳優としての現場での姿勢もかっこいいですし、相談にも乗ってくれる」とその魅力を語った。また、「頑張りすぎなくていいんだって思わせてくれる」と大泉が見せる優しさを明かした。
イベントでは、大泉洋主演映画7作品から、“最優秀主演男優賞”が発表され、見事受賞した大泉。「まさか本当にとれるとは思っていなかったので、正直驚いています」とスピーチする大泉。自身のシルエットをかたどった金色のトロフィーを手に「髪型が大仏感が出ているので、もうちょっと作りこんでもらえるとよかった」と苦言を呈しつつ「万が一僕じゃなかったらどうしようって一瞬よぎった」と笑いを誘った。また、プレゼンターを務めた前田には「次回、前田敦子映画祭があったら僕行きますから」と語った。
最後に前田は、最新作『探偵はBARにいる3』では「大泉さんが(同シリーズの)1よりもかっこよく、渋くなっていると思います。ファンとして観ていた私はそう思います」とアピール、大泉は「今日から毎日映画館で見てもらえるのは本当にうれしい。探偵(はBARにいる)も、1と2を観ていただいて、3をぜひ劇場で見ていただければ」とメッセージを送った。
アジア最北の歓楽街である札幌・ススキノを舞台に、その街の裏も表も知り尽くした“探偵”の活躍を描いた本作。累計発行部数160万部を超える、札幌在住のミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵」シリーズを原作として、2011年に『探偵はBARにいる』で初の映画化され、4年ぶりの最新作。主人公の探偵役に大泉洋、その相棒・高田役に松田龍平を揃え、抜群の相性で、ハードな世界観を絶妙なハーフボイルドに落とし込み、唯一無二の存在感を発揮。俳優としてさらなる飛躍を遂げた2人が、ついにススキノに帰ってくる。
【取材・写真・文/編集部】
映画『探偵はBARにいる3』は2017年12月1日(金)より公開!
監督:吉田照幸
出演:大泉洋、松田龍平、北川景子、前田敦子、鈴木砂羽、リリー・フランキー、田口トモロヲ、志尊淳、マギー、安藤玉恵、正名僕蔵、篠井英介、松重豊、野間口徹、坂田聡、土平ドンペイ、斎藤歩、前原滉、天山広吉、片桐竜次
配給:東映
©2017「探偵はBARにいる3」製作委員会