壮大なスケ―ルと世界観に想像を超えるストーリーで世界を魅了し、“ハガレン”現象を巻き起こした荒川弘原作コミック「鋼の錬金術師」。幼い頃に亡くなった母に会いたいという想いから兄エドと弟アルは“人体錬成”の理論にたどり着くが、それは錬金術師にとって絶対に犯してはならない禁忌だった―。主人公エドを山田涼介、ヒロインのウィンリィ・ロックベル役に本田翼、“焔の錬金術師”の名を持つロイ・マスタング役にディーン・フジオカが名を連ねる。
終始大盛り上がりでトークを繰り広げる3人の鼎談ロングインタビューでは、1年前の撮影当時を振り返りながら、映画の魅力に迫る。荒川は「地面から出てくる石獣とのバトルをあんなに見せてくれるなんて。すげぇ!すげぇ!って。自分の(原作で)描いたシーンもあるし、監督が作ったシーンもある。色々とミックスされていて、とても楽しかったです。作り手なりの解釈が入ると私も嬉しいです」と主人公エドを演じた山田のアクションを絶賛。
自身も原作コミックスの大ファンだと明かす山田はエドを演じる上でプレッシャーを感じながらも並々ならぬ決意で挑み、曽利監督と熱く“ハガレン愛”を語り合ったという。撮影現場では「『(エド役を)譲りたくなかった』とか熱くなって(笑)監督はこの作品を実写化したいって気持ちがずっとあったことをおっしゃってくださって。その時、監督と主演の息が、一つの呼吸となって生まれたように感じています。あの会話は僕の中ではとても大きかったですね」と振り返り、エドというキャラクター像を作り上げたことを語った。
そして荒川とのエピソードについて曽利監督は「多くの原作ファンの方がいらっしゃる中で、当然一番原作のことを熟知されているのは荒川先生です。その先生に笑顔で『面白かった!!』って言っていただけたこと自体が、本当に“この作品を作れて良かった”と皆で抱き合って喜ぶ感じでした。すべての苦労が報われた瞬間。先生の笑顔は最高です(笑)」とコメント。その他、山田、曽利監督の原作への熱い思い、キャスト・スタッフが言葉や文化が違うイタリアロケの撮影秘話など、多岐にわたるトークを展開。
作品の見どころについて山田は「原作を読んでいる方は、『鋼の錬金術師』という作品が持っているパワーをものすごく分かっていると思いますが、なによりもストーリーが素晴らしいんです。兄弟の絆を実写化では描いていますが、一人一人のキャラクターにバックボーンがきちんとあって、人間らしい弱い部分を描くシーンも沢山あります。とにかく、たくさんの人の愛が詰まった映画です。ぜひ映画館で、観て欲しいです」と締めくくっている。
インタビューの全文は 公式サイトにて読むことができる。
映画『鋼の錬金術師』は2017年12月1日(金)より全国で公開!
監督:曽利文彦
原作:荒川弘「鋼の錬金術師」(「ガンガンコミックス」)スクウェア・エニックス刊
出演:山田涼介、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多/國村隼、石丸謙二郎、原田夏希、内山信二、夏菜、大泉洋(特別出演)、佐藤隆太/小日向文世/松雪泰子
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2017 荒川弘/SQUARE ENIX ©2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会