忽那汐里

寺島しのぶ主演×平栁敦子長編初監督映画『Oh Lucy!(オー・ルーシー!)』に出演する忽那汐里が、第2回マカオ国際映画祭にて「バラエティ・スター・アジア・アップネクスト」を受賞した。

短編初監督作品『もう一回』がショート・ショート・フィルム・フェスティバル&ASIA 2012でグランプリ・ジャパン部門優秀賞・東京都知事賞の3冠に輝き一躍注目を浴びた平栁敦子監督の長編初監督作品である本作。続いてニューヨーク大学の卒業制作として制作した短編映画を基に新たな物語を書き加え製作された。何事にも満たされない日々を過ごす43歳の独身OL・節子がふと立ち寄った英会話教室のアメリカ人講師に恋をし、東京とLAで大騒動を巻き起こす様を時に赤裸々に時にユーモアたっぷりに描く。主演に寺島しのぶ、共演に南果歩、忽那汐里、役所広司と国際的に活躍するキャストが名を連ね、さらにハリウッドからジョシュ・ハートネットが参加するなど、新人監督とは思えない豪華なキャストで贈る。

今回、忽那汐里が受賞したバラエティ誌と映画祭が共催する「バラエティ・スター・アジア・アップネクスト(Variety Star Asia UpNext)」はアジアで国際的に活躍する若手俳優に贈られる賞で、アジア全体で10名に贈られ、日本人としては唯一の受賞となった。忽那汐里は本作『オー・ルーシー!』では主人公の姪として、ジョシュ・ハートネットの恋人役を演じており、バラエティ誌「アジアのライジングスター:世界的ブレイクスルーが期待される映画俳優」の一人としても選出。海外での活躍が今後さらに期待される中での見事な受賞となった。

忽那は、12月13日(水)21時[現地時間]よりBest of Fest Panorama部門で上映され本作の舞台挨拶に登壇。満席となった会場では、上映中に肩を震わせながら大爆笑をする人が居るほど良い反応得た本作。そんな興奮気味の雰囲気の中で、忽那は艶やかなクリスマスツリーを彷彿とさせる衣装で登壇。スピーチでは「初監督なのに堂々として自分のビジョンがはっきりあり、俳優としては安心して仕事をすることができた。そういう監督と仕事ができたことは幸せだと思っている」と流暢な英語で挨拶し、会場は拍手に包まれた。また「いつか世界の三大映画祭と自分が育ったシドニーの映画祭にでる事が出来たら、英語でしっかりお芝居の出来る女優になりたい」と力強く宣言した。

翌14日夜にマカオ文化センターで行われたバラエティ・アジア・スター・アップネクストの授賞式では華やかなピンクのドレスで登壇。日本人で唯一受賞した忽那は他の受賞者と英語で談笑しリラックスした様子を見せた。受賞を受けて「とても興奮しています!」と続けて「情熱を持って一生懸命演技の仕事をしていたら、いつかまた賞をもらえることもあるかもしれないが、このアップ・ネクスト賞は今しかもらえない賞で、とても光栄です」とコメントを寄せ、大きな拍手を浴びた。

映画『Oh Lucy!(オー・ルーシー!)』は2018年GWより全国で公開!
監督・脚本:平栁敦子
出演:寺島しのぶ、南果歩、忽那汐里/役所広司/ジョシュ・ハートネット
配給:ファントム・フィルム
©Oh Lucy,LLC