12月1日より公開されている本作の大ヒットを記念して行われた今回の舞台挨拶。大泉は公開後に実際に混雑している劇場に見に行ったといい、映画が始まる直前になっても劇場がなかなか暗くならなかったことで「席を探している人を演じた」と苦労(?)を明かした。その際に、エンドロール後のシーンを観ない観客が多くいたことで「何とか最後まで観て欲しいという思いでいっぱいでした」と語った。
イベントでは、シリーズ累計観客動員数200万人を突破したことを記念して金色のくす玉が用意されると、大泉は「シリーズ通して観てもらえるのはすごいことですね。感謝」とコメント。今回松田とともに舞台に立ち「久々にあえて嬉しくてしゃべりすぎた」という大泉だが「さすがにこれで(舞台挨拶は)終わりですからね」と寂しさもにじませた。さらに、200万人を突破したことについて感想を聞かれた松田は「ちょっと分からないです」とコメントし、大泉は「出ました、分からない!」とツッコミを入れ、場内は笑いが起きた。
さらに今後のさらなるヒットに向けて「これから観てもらうには最高」とコメントし、クリスマスシーズンや年末年始を意識して「結構ジェダイとかも出てきます。一番僕らが大事にしているのはフォースです。その辺はファンに届くといいなと思います」と笑いを誘い「見どころはジェダイとの闘いかなって思います」と語り、会場は大爆笑に。これには松田も「存分に楽しみましょう。フォースの話はレベルが高すぎて・・・」とさらに笑いを誘った。
また、イベントでは、本作を配給する東映グループの岡田祐介会長から手紙が寄せられ、“東映としては是非、作り続ける気構えですので、あとは大泉さん、松田さん、ご両人次第。“一生BARにいる宣言”をお待ちしていおります!」というメッセージに、大泉は「一生BARにいるのはワンシチュエーションだから映画にも支障をきたしますね」と笑いを誘いつつ、「もちろん続けます。私は一生BARにいいるし、一生『水曜どうでしょう』を続ける人間です」と宣言。これには会場からも大きな声援と拍手が寄せられた。一方の松田は「一回持ち帰らせていただいて・・・」と答え、大泉は「こんなことあるんですか!?」と思わぬ答えに大爆笑。その後改めて松田は「多い住さんが、過酷シリーズをどこまで耐えられるのかというところ」と大泉次第で出演するとコメントした。
最後に松田は「今後ともよろしくお願いします」とさらなるヒットに期待を寄せ、大泉は「パート4の制作も決定しました!4は3を観ないとわからない作りにします!3は1も2も観なくても分かります」と笑いを誘いつつ、本作をアピールした。
アジア最北の歓楽街である札幌・ススキノを舞台に、その街の裏も表も知り尽くした“探偵”の活躍を描いた本作。累計発行部数160万部を超える、札幌在住のミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵」シリーズを原作として、2011年に『探偵はBARにいる』で初の映画化され、4年ぶりの最新作。主人公の探偵役に大泉洋、その相棒・高田役に松田龍平を揃え、抜群の相性で、ハードな世界観を絶妙なハーフボイルドに落とし込み、唯一無二の存在感を発揮。俳優としてさらなる飛躍を遂げた2人が、ついにススキノに帰ってくる。
【取材・写真・文/編集部】
映画『探偵はBARにいる3』は全国で公開中!
監督:吉田照幸
出演:大泉洋、松田龍平、北川景子、前田敦子、鈴木砂羽、リリー・フランキー、田口トモロヲ、志尊淳、マギー、安藤玉恵、正名僕蔵、篠井英介、松重豊、野間口徹、坂田聡、土平ドンペイ、斎藤歩、前原滉、天山広吉、片桐竜次
配給:東映
©2017「探偵はBARにいる3」製作委員会