2013年にミュージカルの醍醐味と魅力を余すところなく構成・演出し、世界で活躍するミュージカルスター4名によって極上の歌声を披露した「4Stars」。今回、第2弾として4年ぶりに開催される。キャストは、アメリカ随一のミュージカル俳優ラミン・カリムルー、絶大な人気を誇るソプラノヴォイスのシエラ・ボーゲス、2016年にトニー賞主演女優賞を受賞したシンシア・エリヴォ、日本のミュージカル界から城田優の4名。さらにブロードウェイで注目の新進気鋭の演出家、サラナ・ラパインが新たに参加する。
12月14日から17日まで行われた大阪公演に引き続き、20日より行われる東京公演。改めて「東京は大好きなので戻ってこれて嬉しい。2日間オフをいただいたので、フレッシュでエキサイティングな気持ちです」と意気込みを語ったラミン。「何よりもこの会場でできることが嬉しい」と笑顔を見せるシエラに続き、今回が初参加となるシンシアは「初めて東京に来た。素晴らしい3人とご一緒できて興奮している」と挨拶。城田は「世界トップの歌声を一人でも多くの方に聞いていただきたい」と自信を見せた。
今回4年ぶり、2度目の参加となる城田は「(前回は)壁があったのですが、半分くらいになった」と笑いを誘い「シエラに『証明するのではなく、共有することと』とアドバイスをもらった」と明かした。そんなキャスト同士は仲の良さもうかがわせ、「大阪では毎食一緒」というほど。シエラは「面倒見てもらいっぱなし。私たちが何を食べるかを知り尽くしている」と日本を代表する役割をこなしていることを明かした。
この日も3人のキャストとの間で通訳をこなす場面もあった城田だが「僕も中学校の教科書を開いたときに初めて英語と出会った。発音と歌詞を覚えるのが大変で、(稽古を行った)ニューヨークでもそこでつまづいたし、挫折しそうになった」と明かした。
最後にラミンは「楽しみにしています。ぜひ足をお運びください」、シエラは「舞台上で楽しい思いをしています。ぜひそれを感じてほしい」、シンシアは「ぜひ楽しくいい体験をしてください」、城田は「音楽は国境を超えることを体感できるレアな機会です。素晴らしい2017年の締めくくりを迎えられると思いますので、一緒に盛り上がりましょう」とアピールした。
「4Stars 2017」では、キャストが実際に演じた曲目や、アカデミー賞などを盛り上げたことで記憶に新しい映画『ラ・ラ・ランド』、ディズニー映画『リトル・マーメイド』や『塔の上のラプンツェル』などから全40曲がパフォーマンスされる。
【取材・写真・文/編集部】
「4Stars 2017」東京公演は2017年12月20日(水)~28日(木)に東京国際フォーラム ホールCにて上演!