芥川賞作家・中村文則による映像化不可能と言われた美しきサスペンスを岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)主演で描いた本作。結婚を間近に控えた新進気鋭のルポライター耶雲恭介が目を付けたのは、不可解な謎が残る盲目の美女が巻き込まれた焼死事件と容疑者の天才写真家。真相に近づくにつれ、彼は抜けることのできない深みにはまっていく―。耶雲恭介役を岩田剛典、婚約者・松田百合子役を山本美月が演じ、北村一輝、斎藤工、浅見れいならが共演する。
今回、本作で単独初主演となった岩田剛典の最新ロングインタビューの一部と、メイキング写真が解禁された。主人公・耶雲を演じるEXILE、三代目J Soul Brothersのメンバーであり、俳優としても精力的に活動する岩田剛典。真相を追ううちに、いつの間にか抜けることの出来ない深みにのみ込まれていく役柄で初の本格派サスペンス映画に挑むこととなった岩田は「僕はアーティスト(EXILE、三代目J Soul Brothers)としても活動しているので、こういう本格的なサスペンス作品、深みのある物語のオファーがとても嬉しくて」とオファーを受けた際の心境を明かしている。
また、自身が演じた耶雲について「とても面白い脚本で、もの凄く興味が湧きましたし、演じる主人公・耶雲という役も自分にとって挑戦的な役でした」と話し、岩田念願の瀧本監督との初タッグについては「瀧本組への参加はプレッシャーで不安もありましたが、監督に“みんな気持ちは一緒だ、一蓮托生だからな”と言っていただいて。こんなにやり甲斐のある役も現場はない、刺激的な日々、挑戦の日々でした」とコメント。「実写化不可能と言われていたベストセラー小説の映画化ということで、僕も監督もスタッフもプレッシャーを感じていましたが、みんなの中に、実写化が成立したらきっとものすごいものになる!という大きな期待感があって、誰もがそこに向かっていたと思います」と撮影を振り返るその言葉は、“俳優”として新境地を開拓し、また“座長”として重責を務めあげた彼が新たに本作にて魅せる姿への期待を高める。
2014年に『クローズ EXPLODE』で俳優デビューし、16年に公開され興行収入22億円の大ヒットを記録した『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』、『HiGH&LOW』シリーズなどのヒット作で俳優としての地位を築き、活動を広げてきた岩田。「この業界に入ったときは、お芝居をする選択肢はなかったですし、自分がお芝居をするなんて考えたこともなかった」といまの自分の位置は想像もしなかったことを明かしており「2017年はいろいろと種を撒いた年だったと思うので、2018年はその種が咲いてリリースしていく年になるのかなと思っています。そのなかで『去年の冬、きみと別れ』は、自分が勝負をかけた作品のひとつなので、2018年の抱負はこの映画の大ヒットしかないですね」と本作が“代表作”となることを信じ、挑んだその決意と意気込みを露わにしている。
インタビュー全文は 公式サイト内にて公開。
映画『去年の冬、きみと別れ』は2018年3月10日(土)より全国で公開!
監督:瀧本智行
原作:中村文則「去年の冬、きみと別れ」(幻冬舎文庫)
出演:岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)、山本美月、斎藤工・浅見れいな/北村一輝
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会