政府がその存在すらひた隠しにしていた衝撃の事実を明らかにすべく立ち上がった実在の人物たちの姿を追う本作。立場を超えた熱い信念や絆、それぞれの思惑や葛藤が描かれ、何層にも重なるほど厚く、緊張とスピード感溢れるドラマが展開される。スピルバーグ監督は「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に本作の製作を発表し、先に予定していた作品を前倒しする事を決めて撮影を敢行した。
今回解禁されたのは、ワシントン・ポストの女性新聞発行人グラハムに扮したメリル・ストリープと、同紙の編集主幹ブラッドリーに扮したトム・ハンクスというアカデミー賞常連名優コンビが一堂に会した威厳漂うビジュアル。信頼の意が込められたグラハムの真っすぐな眼差しは、政府に臆することなく懸命に記事を書き起こすブラットリーに向けられています。強い信念を持って政府との戦いに立ち向かったふたりの勇敢な行動が、本作で待望の初競演を果たすストリープとハンクスによってどのように描かれていくのか、向き合う2人の背景に重厚なドラマを感じさせるデザインだ。
監督を務めたスピルバーグは「メリルはキャサリン・グラハムという人物を本当に深いところまで掘り下げていた。私は監督として現場にいたのに、彼女がどうしてそれを可能にしたのか全く分からないよ」とストリープとの撮影を振り返り、一方ハンクスについては「トムが私の監督作品に出演するのはこれで5作目だが、トムは毎回私を驚かせる。彼自身の解釈によるベン・ブラッドリー像を目撃できたのは素晴らしい体験だった」と明かすなど、衰えを見せるどころか大物俳優としてますます深みが増しているふたりの演技力を大絶賛している。
また、製作のエイミー・パスカルも「トムとメリルが編集室のセットに入ってきた時、皆が驚きで口をぽかーんと開けてしまったわ。ふたりはグラハムとブラッドリーそのものだった。ふたりとも役に完全に成りきる俳優だし、とにかく驚異的だったの」とふたりの息の合った圧巻の演技バトルに感銘を受けた様子でコメントしている。
映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は2018年3月30日(金)より全国で公開!
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス
配給:東宝東和
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