『あゝ、荒野』が第91回キネマ旬報ベスト・テンにおいて、菅田将暉が主演男優賞、ヤン・イクチュンが助演男優賞に輝き、続々と発表される各映画賞を受賞していることを記念して、1月13日(土)より新宿ピカデリーほかにて受賞記念再上映が開始行われる。
1960年代後半において、演劇、映画、文学とマルチに活躍し、今もなお注目され続ける寺山修司が唯一遺した長編小説「あゝ、荒野」。この“心の荒野”を見つめた傑作小説を話題作で主演を務める若手実力派俳優・菅田将暉と韓国の名優ヤン・イクチュンをW主演に迎え、現代に訴えるキーワードを取り入れ再構築し映画化した本作。2020年東京オリンピック後の近未来を舞台に、“人々の心”をせつなくも強烈な青春ストーリーとして鋭く描き出すのは『二重生活』で高い評価を得た岸善幸監督。
1960年代後半において、演劇、映画、文学とマルチに活躍し、今もなお注目され続ける寺山修司が唯一遺した長編小説「あゝ、荒野」。この“心の荒野”を見つめた傑作小説を話題作で主演を務める若手実力派俳優・菅田将暉と韓国の名優ヤン・イクチュンをW主演に迎え、現代に訴えるキーワードを取り入れ再構築し映画化した本作。2020年東京オリンピック後の近未来を舞台に、“人々の心”をせつなくも強烈な青春ストーリーとして鋭く描き出すのは『二重生活』で高い評価を得た岸善幸監督。
年末に授賞式が行われた報知映画賞で邦画部門・作品賞と主演男優賞をW受賞、日刊スポーツ映画大賞でも作品賞と主演男優賞を獲得した本作。今回発表された第91回キネマ旬報ベスト・テンで菅田将暉が主演男優賞、ヤン・イクチュンが助演男優賞を獲得し、2冠に輝いた。2017年度3冠目の個人賞となる菅田将暉。助演男優賞に輝いたヤン・イクチュンのキネマ旬報ベスト・テン受賞は4回目となり、自身が監督・脚本・主演を務めた『息もできない』(08)で2010年同賞外国映画部門第1位、読者選出外国映画第1位、監督賞受賞に加え、今回は助演男優賞獲得という前例のない快挙を達成した。また、外国人俳優でありながら日本映画部門の個人賞受賞は、同賞では『月はどっちに出ている』(93)のルビー・モレノ以来25年ぶりとなる。
さらに今月受賞発表を控えた第72回毎日映画コンクールでは、本年度最多となる作品賞、主演男優賞ほか9部門11ノミネート、第60回ブルーリボン賞でも同じく作品賞、主演男優賞ほか5部門6ノミネートと今年も引き続き映画賞を席巻する勢いを見せている。
劇場公開・配信・DVDと異例の公開スタイルで話題を呼んだ『あゝ、荒野』だが、スクリーンで上映を求めるリクエストの声が高く、今回の連続受賞を受け、全国数か所の劇場で受賞記念再上映が13日(土)より行われる。
映画『あゝ、荒野』は2018年1月13日(土)より前篇・後篇が再上映!
監督:岸善幸
原作:寺山修司「あゝ、荒野」(角川文庫)
出演:菅田将暉、ヤン・イクチュン、木下あかり、モロ師岡、高橋和也、今野杏南、山田裕貴、でんでん、木村多江/ユースケ・サンタマリア
配給:スターサンズ
©2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ