舞台挨拶の前に行われたレッドカーペットでは、キャスト・監督が登場すると、集まったファンからは大歓声が沸き起こった。引き続き行われた舞台挨拶のステージに立ったお姫様を演じる綾瀬と、映画監督を夢見る青年を演じた坂口だが、綾瀬の撮影現場での印象について「美しかったです」と笑顔で答える坂口。坂口は「台本をいただいたときにファンタジー要素が強いと思った」と振り返ったが、飛行機の機内で台本を読んだことを明かし、さらに「初めてほろりときました」と台本で感動したことをか明かすと、会場からは大きな声援が沸き起こった。
本作に病院の看護師役として出演している石橋は、芸能活動を始めるきっかけが「綾瀬さんのお顔が載っているポスターを見てオーディションに応募した」と明かし、今回同じステージに立っていることについて「感動で、感無量です」と満面の笑みを浮かべた。それに対して綾瀬は「すごくうれしいです。ちゃんと自分が立派に立てるようにならなきゃなって思います」と笑顔を見せた。
本作は、スクリーンの中のお姫様と出会う物語だが、そのことにかけて「画面から出てくるとしたら誰に出てきてほしい?」という質問に「ナウシカが大好きなので、ナウシカ」と答えた坂口。会場が笑いに包まれる中で続けて本田は「ピカチュウ」と再びアニメーションのキャラクター。しかし坂口の「しびれるんだよ?」というコメントに、本田は「ナウシカも食いついてくるかもしれないよ」と答え、ナウシカファンである坂口は「それはテトです」とツッコミを入れる場面もあった。また、綾瀬は「若いころのマット・デイモンと、ムキムキになったマット・デイモン、トトロ、スパイダーマン・・・」と次々と挙げ、会場は笑いに包まれた。
続けて「振り回すほう?振り回されるほう?」という質問に「振り回されてるふりをする」と答え笑いを誘った坂口。「振り回されてやってるんだぞと」とコメントすると、会場からは笑い交じりの歓声が沸き起こった。それに対して「賢いと思いました」とコメントする綾瀬。その綾瀬は「振り回しているようで、振り回されてる。振り回していると思っていても結局は手の内で転がされてる」と答えた。
最後に坂口は「キャスト・スタッフと丁寧に大切に作ってきました。少しでも多くの方に届くといいなと思います」とメッセージを送り、綾瀬は「当たり前のことが当たり前じゃないんだと、身近なものに感謝ができる映画だと思います。観終わった後に優しい気持ちや温かい気持ちになれる映画になっていると思います」と本作をアピールした。
本作は、武内英樹監督による完全オリジナル脚本のとびきりロマンティックラブストーリー。映画監督を夢見る青年の前に現れた一人の女性は、彼が長年憧れ続けたスクリーンの中のお姫様だった。モノクロの姿で色のある現実世界を体験していく。出会うはずのなかった二人は次第に惹かれ合っていくが・・・。映画の中から飛び出してくるお姫様を演じるのは綾瀬はるか、そして映画監督を夢見る純朴な青年を坂口健太郎が演じる。
【取材・写真・文/編集部】
映画『今夜、ロマンス劇場で』は2018年2月10日(土)より全国で公開!
監督:武内英樹
出演:綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝、中尾明慶、石橋杏奈、柄本明、加藤剛
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2018「今夜、ロマンス劇場で」製作委員会