森三中の3人が演じるのは、新キャラクターの「レキシー」、「セオ」、「フランキー」。黒沢演じる「レキシー」と村上演じる「セオ」は、トーマスが冒険の途中で出会う実験用機関車。陽気で明るく外交的な「レキシー」は、ワクワクするような新しいことが大好き。とても社交的で、常に新たな物事を探求している。一方、とても内気で用心深い性格の「セオ」は、物静かで思慮深く、心から親切で思いやりにあふれる役どころ。また、大島が演じるのはトーマスが旅の途中で迷い込む製鉄所で働く「フランキー」。魅力的で頭のいい天性のリーダーであり、製鉄所の業務を積極的に監督している。三人揃っての声優は5年振りとなる。
自身の息子がトーマスの大ファンということもあり「どのお仕事よりも緊張した」と挨拶した大島。3人は公開アフレコに挑戦したが、イヤホンのつけ方が分からず戸惑う黒沢は「私が広瀬すずだったら6人くらい(手伝いに)来るのに!」と笑いを誘った。
実際にアフレコをすると「普段はこういう現場に行かせていただく機会がないので楽しかった」と笑顔で語る黒沢。村上も「皆さんの前で演じるのはまた違う緊張感がある」と語り、大島は「一生懸命やっているんですけど、『今、トーマスとしゃべってる』と我に返ることがあった」と語った。
初めにアフレコを行ったという大島は「監督さんには、自分が思っている2段階上くらいの声を出しても大丈夫って言われた」と具体的なアドバイスがあったといい、村上も「ダメ出しをしないで『よかったけどもう一回いきましょう』と的確な指示をいただいて、テンションが下がることは全くなかった」と明かし「アットホームで楽しくできました」と振り返った。
最後に黒沢は「どこに出てくるか分からないほうが逆にうれしい」とトーマスの世界観に溶け込めるように努力したことを明かし、村上は「大人が観ても友情っていいよなと思える作品」と本作をアピール、大島は「森三中はもうすぐ20周年で、“この仕事をもらったぞ!”という仕事をいただけて感謝しています。お正月明けに収録させていただいたんですけど、今年のお正月は例年よりももちの数が減りました。喉を通らなかったです。いつも30~40個いっていたんですけど、今年は20個くらい」と笑いを誘いつつ緊張していた様子を語り、「70~80歳になっても『トーマスやったんだぜ!』と言っちゃうくらいに嬉しいお仕事だったので、ぜひ観ていただきたいです。子どもはもちろん、大人にも観ていただける映画」と最後までトーマス愛を込めたメッセージを送った。
トーマスがシリーズ史上最も壮大かつ心躍る冒険に乗り出す本作。これまで出会ったどの機関車にも似ていない、レキシー、セオ、マーリンと友達になったトーマスは、旅の途中で製鋼所に迷い込んでしまう。そこで働くフランキーとハリケーンという2台の機関車は、トーマスが帰ろうとすると急に態度を変え、トーマスの行く手をあらゆる手段で阻む。そんな中、トーマスを探しに行ったジェームスは製鋼所から出られなくなってしまい―。はたしてトーマスたちは無事に危機を乗り越えることができるのか?姿を消す特別な力をもったマーリンやトーマスの行く手をはばむ2台の機関車など、魅力的な新キャラクターが続々登場する。
【取材・写真・文/編集部】
『映画 きかんしゃトーマス とびだせ!友情の大冒険』は2018年4月7日(土)より全国で公開!
配給:東京テアトル
配給協力:イオンエンターテイメント
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