クリント・イーストウッド監督が特急列車で起きたテロを描く『15時17分、パリ行き』の上映時間が監督史上最短の94分となることが発表された。

前作『ハドソン川の奇跡』で緊迫のコックピットと不時着シーンを視点を変えて描き、観客を事件の裏側へと引き込んだクリント・イーストウッド監督の最新作は、ヨーロッパを横断する特急列車タリスが舞台。アムステルダムからパリへと向かうタリスの乗客554人をターゲットにした無差別テロに直面した3人の若者たち。なぜごく普通の男たちは死に直面しながら、命を捨てる覚悟でテロに立ち向かえたのか―。本作では、3人の若者たち本人を含め、列車に居合わせた数多くの人を起用、事件が起こった場所で撮影に挑んだ。いつ、どこで、誰もがテロに直面してもおかしくない今、当事者の目線から今の時代を生きる私たちに問いかける真実と現実を凝縮したイーストウッド監督の集大成となる作品。

本作は、幼少期の3人の出会いから始まる。青年となって味わう人生の選択に対する葛藤や苦渋を丁寧に描きながら、3人の人生を大きく変える2015年夏の休暇旅行へと続いていく。なぜごく普通の男たちは死に直面しながら、命を捨てる覚悟でテロに立ち向かえたのか。87歳を迎えても尚、新たなる挑戦を続けるトップランナー、クリント・イーストウッド監督が、「ごく普通の人々に捧げた物語」だと語る最新作は、感性がさらに研ぎ澄まされ、当事者の目線からテロの真実を浮かびあがらせる究極の94分間となる。

上映時間が最も長いイーストウッド作品は、フォレスト・ウィティカーを迎えてジャズのレジェンド、チャーリー・パーカーの半生を描いた『バード』の160分で、続いてアンジェリーナ・ジョリー主演の『チェンジリング』の140分。本作では、これまでイーストウッド監督作品で最短だった『ハドソン川の奇跡』よりもさらに2分短い作品となる。

クリント・イーストウッド監督

映画『15時17分、パリ行き』は2018年3月1日(木)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国で公開!
監督:クリント・イーストウッド
出演:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン
配給:ワーナー・ブラザース映画
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