あいにくの降雪予報となったこの日、初日を迎えた舞台に立った松坂は「いよいよですね」と笑顔を見せ、今年に入ってからの宣伝活動を振り返り「芝居1割、バラエティ9割でした。おかげで芸人さんともコミュニケーションが取れた」と語った。
ここで先日行われた本作のイベントにも登壇したメンタリストのDaiGoが監修する心理テストが行われ、「好きな食べ物」を登壇者が答えた。この回答で、“苦味・酸味が強いほど腹黒度が高い”という問題だが、さっそく「たこ焼き」と回答にあてはめづらい答えを書いた白石監督。ところが続く真野は「もずく酢」と酸味そのものを答え、すでにそれが何を意味するかを知っている会場は大爆笑に。その笑いを見て「ドキドキして手が震えてきた」と不安がる真野に会場からはさらに笑いが起きた。
そのほか、芦名は「ステーキ」、間宮は「鮨」、新田は「魚」、沢尻は「チーズ」、松坂は「マグロの赤身」とそれぞれ回答。苦味や酸味を聞こうと、食べ方を問うMCに明確な回答を避ける登壇者たちだが、「こってりしたやつ」と答えた沢尻に笑いが起きた。また、“腹黒度”が分かる心理テストだと明かされた瞬間、真野はあまりのショックにしゃがみこみ、会場は笑いに包まれた。
また、逆に観客への質問として、松坂は「マネージャーという仕事に興味がある方」と問いかけ、6~7割が興味を示すと「マネージャーの仕事って分からないところがあるじゃないですか。それでも興味がある方、結構いるんだなと確認したかった」と納得している表情を見せた。
最後に松坂は「ようやく皆さんに『不能犯』を届けることができたのは何よりも喜びです。皆さんに育てていってほしいです」と本作をアピールし、「足を滑らせないように帰ってください」と観客を気遣った。
不能犯とは―〈呪い〉や〈洗脳〉で殺すなど、目的は犯罪だが、常識的に考えて実証が不可能な行為。そのため、たとえ相手が死んでも罪には問われない。主人公・宇相吹正は、赤く光る妖しい瞳から放つ不気味な能力で人の心を操る男。宇相吹がコントロールできない唯一の存在である正義を貫く女刑事・多田友子。ターゲットを確実に死に至らせる宇相吹にさじを投げる警察―、そこに心を操られない女刑事・多田が立ち上がった。主人公・宇相吹を松坂桃李、女刑事・多田を沢尻エリカが演じるほか、新田真剣佑、間宮祥太朗、テット・ワダ、菅谷哲也、岡崎紗絵、真野恵里菜、忍成修吾、水上剣星、水上京香、今野浩喜、堀田茜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍ら豪華キャストが出演。
【取材・写真・文/編集部】
映画『不能犯』は2018年2月1日(木)より全国で公開!
監督:白石晃士
原作:原作/宮月新、画/神崎裕也「不能犯」(集英社「グランドジャンプ」連載)
出演:松坂桃李、沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗、テット・ワダ、菅谷哲也、岡崎紗絵、真野恵里菜、忍成修吾 水上剣星、水上京香、今野浩喜、堀田茜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍
配給:ショウゲート
©宮月新・神崎裕也/集英社 2018「不能犯」製作委員会