10日(土)に公開を控えたこの日に行われた一般試写会。劇中では罠にハマっていく主人公・耶雲を演じた岩田が、観客にサプライズを仕掛ける側。登壇直前には「サプライズを仕掛けるのは好き。僕はサプライズに引っ掛かりやすいけど、引っ掛けるのも好き」と意気込みを語った岩田。上映を心待ちにしている中、“まもなく上映が始まる”ことを知らせるアナウンスが劇場内に流れると、その声が主演の岩田剛典であることから、騒然とした空気に包まれる会場。そして、岩田が「そちらに行ってもいいですか?」と問いかけると、思いもよらぬ展開に、観客からは悲鳴に近い声援が沸き起こり、岩田が登場すると驚きのあまりに泣き出す観客の姿まで見受けるほどの盛り上がりを見せた。
大興奮の観客を前に「いても立ってもいられず、来ちゃいました。あと、自分でいうのは何ですけど・・・今日誕生日なんです」と挨拶する岩田に会場からは盛大な拍手と祝福の声が飛び交った。そんな岩田に、共演者の山本美月、斎藤工、北村一輝からお祝いのビデオメッセージが流れ、3人から祝福のコメントとともに、「“初○○がしたい”を発表してほしい」とお願いされた岩田は悩みつつも、「乗馬やってみたい!前々からやってみたかったので、今年初挑戦して、皆さんに披露する機会を設けられるよう約束します!」と宣言。
ここで誕生日プレゼントが用意されていることが明らかにされ、顔を覆い隠してドキドキしながら待つ岩田。振り返ると、そこにはなんと山本美月の姿が。「岩田さん、29歳のお誕生日おめでとうございます!」と、バースデイケーキとともにサプライズ登壇した山本。これには「えー!?これは参りました!想像のはるか上をいきました!」と驚きの表情を隠せない岩田。山本は「撮影現場で私の誕生日を祝ってもらったので、どうしても駆けつけたかったんです!」と明かし、今回のイベント自体、全て山本が仕掛けたサプライズで、見事岩田をダマすことに成功した山本は満面の笑みを浮かべた。
岩田は本作について男性目線で「男性はサスペンスが好きじゃないですか。先読みしたくなるから、“ダマされる”と言われると絶対騙されないっていう心理が働くかも。でも本質は、原作者の中村先生が“人間が一線を超えるか超えないか、そうゆう瞬間を切り取った作品”とおっしゃって、出来上がった映画を観て、僕も同感しました。それが映画の本質で、このタイトルからは想像もつかないストーリー展開。この後の上映は、1秒も瞬きをせずにご覧いただきたい」と語り、山本は「岩田さん、斎藤さん、北村さんとかっこいい男性陣が観れるということ。そして、恋愛映画としてもとても美しくて儚くて、心に響く作品になっている」と、女性目線で本作をアピールした。
芥川賞作家・中村文則による映像化不可能と言われた美しきサスペンスを岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)主演で描いた本作。結婚を間近に控えた新進気鋭のルポライター耶雲恭介が目を付けたのは、不可解な謎が残る盲目の美女が巻き込まれた焼死事件と容疑者の天才写真家。真相に近づくにつれ、彼は抜けることのできない深みにはまっていく―。耶雲恭介役を岩田剛典、婚約者・松田百合子役を山本美月が演じ、北村一輝、斎藤工、浅見れいならが共演する。
映画『去年の冬、きみと別れ』は2018年3月10日(土)より全国で公開!
監督:瀧本智行
原作:中村文則「去年の冬、きみと別れ」(幻冬舎文庫)
出演:岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)、山本美月、斎藤工・浅見れいな/北村一輝
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会