岩田剛典単独初主演作『去年の冬、きみと別れ』の特別メイキング映像が解禁された。

芥川賞作家・中村文則による映像化不可能と言われた美しきサスペンスを岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)主演で描いた本作。結婚を間近に控えた新進気鋭のルポライター耶雲恭介が目を付けたのは、不可解な謎が残る盲目の美女が巻き込まれた焼死事件と容疑者の天才写真家。真相に近づくにつれ、彼は抜けることのできない深みにはまっていく―。耶雲恭介役を岩田剛典、婚約者・松田百合子役を山本美月が演じ、北村一輝、斎藤工、浅見れいならが共演する。

本作の撮影は2017年7月上旬から開始され、監督の強い要望もあり、ほぼ順撮りで行われた。今回解禁されたメイキング映像では、瀧本監督の繊細かつ丁寧な演出で進められた岩田、山本、斎藤の激動の撮影が垣間みることができる。中でも最後に映し出される木原坂(斎藤)のスタジオが炎上するシーンは、スタッフ・キャスト共に「すごい迫力だった!」と口をそろえた場面。消防車が常時待機するなど安全面には十分の配慮はしているものの、想像以上に燃え盛る炎の熱気に内心スタッフは冷や汗をかいたとか。本物の炎を使いたいという監督の強いこだわりによって、作られたリアリティ溢れる環境下で耶雲(岩田)と木原坂(斎藤)が激しく火花を散らす、鬼気迫る演技はスクリーンにそのままの迫力で投影され本編の中でも強く印象に残る名シーンとなった。

“映像化不可能”と言われていた原作を鮮やかに演出した瀧本監督。緻密な計算の元、全編を通して丁寧にかつ美しく描き切り、その手腕の元、映画ファンも唸る見事な仕上がりとなっている。「緻密な計算の元にエンタメとして成立させている作品。僕の演技で崩したくないというプレッシャーを自分自身にかけていました」と語る通り、岩田は監督の頭に描かれた設計図に、また耶雲という男を忠実に体現するために、自らプライべートの楽しみも断ち、真摯に全身全霊に作品へと打ち込んだ。木原坂に奪われた最愛の人を守るため、そして、事件の真相を暴く為、激しく葛藤し狂おしいまでに一途な愛を貫く男の生き様を迫真の演技で体現し、“映画俳優”として、新たな一歩を踏み出した岩田と共に魅せる人気&実力を兼ね揃えた山本、斎藤、浅見、土村、北村らの名演合戦には期待が高まる。

映画『去年の冬、きみと別れ』は2018年3月10日(土)より全国で公開!
監督:瀧本智行
原作:中村文則「去年の冬、きみと別れ」(幻冬舎文庫)
出演:岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)、山本美月、斎藤工・浅見れいな/北村一輝
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会