今回、公開から1週間以上が経ってから舞台挨拶が行われたことで、「もう一度盛り上げたい」と挨拶した小瀧は、本作について「全員が何かしらの理由で悩んでいる。問題に真正面からぶつかることで、いずれか行けるすることを伝える映画だと思う。自分の気持ちに正直に」と説明した。また、黒島は「恋だけじゃなくて、家族の絆など、幅広い世代の方に観ていただける映画」と改めて感じたことを明かした。
劇中では、黒島演じる糸真と川栄李奈演じる晴歌、小瀧演じる弦と高杉演じる和央の友情が描かれているが、演じた黒島は「純粋にうらやましいと思った」と振り返り、「向き合うことは大事なんだと思いました」と語った。小瀧は「他の作品では見たことがない関係。友達以上家族未満」と表現し、演じるうえでは「そういう友達がいるんです。そいつに和央を重ねて想像した。友人に感謝です」と明かし、会場からは歓声が寄せられた。一方の高杉は「何でもいい合える関係がうらやましい」とコメントした。
ちょうど卒業式のシーズンであることから、卒業式についてのエピソードを聞かれた小瀧は、中学生の思い出として「卒業アルバムの裏にみんなでメッセージ交換をしたのを覚えています。普段言えないので、文面で書かせていただいた」と明かすと、高杉は「和央と弦が制服のボタンで追いかけられる。あれ、うらやましいな。俺、家に全部ボタンあるやつ2着あるからね」と話すと、小瀧も同意。これには会場からは驚きの声が上がった。
また、イベントでは原作者のいくえみ綾から、3人への直筆メッセージが寄せられ、このサプライズに「ええっ!!」と驚きを隠せない様子の小瀧。“撮影の合間に生ターンを見られた”と書かれていたことに対して、「見られていたと思うと恥ずかしいですね。無意識です」と照れ笑いを浮かべた。黒島も「現場によくいらしてて、こんなに見てくれていたんだと。すごい嬉しい」と笑顔を見せた。
最後に黒島は「伝えることが大事なんだと私自身感じました。皆さんにもっと感じてもらえたらいいなと思います」、小瀧は「大人になっても恋に、友情に悩んだり、壁に当たったりすると思います。この映画が皆さんをやさしく包み込んでくれると思います」、高杉は「どんな人でも主人公になれる映画だと思います」と本作をアピールした。
集英社「Cookie」で連載し、全7巻累計120万部を突破したいくえみ綾原作の大人気コミック「プリンシパル」を実写映画化した本作。自分の居場所が見つからず素直になれない等身大の女子高生・住友糸真を黒島結菜、ワイルドでぶっきら棒なモテ男子・舘林弦をジャニーズWESTの小瀧望がW主演で務める。“自分の居場所がなかなか見つからない”―そんな不安を抱えるすべての人たちに送るビター&スイートな切泣きラブストーリー。恋に、人生に、誰もが“プリンシパル=主人公”になれる映画が誕生した。
【取材・写真・文/編集部】
映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』は全国で公開中!
監督:篠原哲雄
原作:いくえみ綾
出演:黒島結菜、小瀧望(ジャニーズWEST)、高杉真宙、川栄李奈、谷村美月、市川知宏、綾野ましろ、石川志織、中村久美、鈴木砂羽、白石美帆、森崎博之
配給:アニプレックス
©2018「プリンシパル」製作委員会 ©いくえみ綾/集英社