公開から10日が経ったこの日に行われた舞台挨拶に登壇した岩田と土村。客席の通路に岩田が登場すると、映画を観終わったばかりの観客からは大きな声援が寄せられた。冒頭の挨拶では「大どんがえ・・・」と噛んでしまい、「口が乾燥してて」と照れ笑いを浮かべつつ、改めて「大どんでん返しがウリ」と挨拶した岩田。
本作では盲目の女性・亜希子役を演じる土村は、ネタバレになってしまうため公開前には自らの役どころを明かせなかったという苦悩があったようで、友人に聞かれても「とにかく観て」というしかなかったという。さらに演じる上では、「お芝居中に目線が合うことが少ない」と明かす岩田は「(目を合わせないことで)緊張しなくていい分、めっちゃガン見していました。きめ細やかな肌をしているなと思っていました」と振り返った。
また、“人見知り”だという土村。撮影現場では岩田から「頻繁に声をかけていただいた」と明かす土村に、岩田は「『好きな食べて物はなんですか?』って質問をしたら、答えが『枝豆です』って言われてびっくりしました」と思わぬ答えに驚いた様子を明かした。
さらに、“愛のためにどこまで変われるか”という本作のテーマにちなみ“人生を変えた出会い”と聞かれた岩田は、自身のストレートネックに悩まされていたというが「最近、高反発枕に出会って人生が変わりました」と明かし、思わぬ“出会い”の内容に会場からは笑いも漏れた。さらに土村も「私もストレートネックなので、これから高反発枕に出会いたい」と答えると、岩田は土村の後ろに回り込み「結構いい勝負です」と確認し、笑いを誘った。
本作で描かれる“究極の純愛”については「自己犠牲の精神じゃないですか」と答える岩田は「その人のためにだったら命を懸けられるとか、自己犠牲にできるかが愛の形な気がします」と語り、さらに“愛が大きいと思う思うは?”という質問には「やっぱりメンバーですね。みんなグループ愛に満ちている。みんなグループのことを考えて動いてるなと感じますね」と答え、会場からは大きな声援が寄せられた。
最後に岩田は「この映画は自分の中で思い入れの強い作品です」と語り「もっとお代わりしていいんですよ」とイベントを締めた。
芥川賞作家・中村文則による映像化不可能と言われた美しきサスペンスを岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)主演で描いた本作。結婚を間近に控えた新進気鋭のルポライター耶雲恭介が目を付けたのは、不可解な謎が残る盲目の美女が巻き込まれた焼死事件と容疑者の天才写真家。真相に近づくにつれ、彼は抜けることのできない深みにはまっていく―。耶雲恭介役を岩田剛典、婚約者・松田百合子役を山本美月が演じ、北村一輝、斎藤工、浅見れいならが共演する。
【取材・写真・文/編集部】
映画『去年の冬、きみと別れ』は全国で公開中!
監督:瀧本智行
原作:中村文則「去年の冬、きみと別れ」(幻冬舎文庫)
出演:岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)、山本美月、斎藤工・浅見れいな/北村一輝
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会