リン・ラムジー監督
©KAZUKO WAKAYAMA

ホアキン・フェニックス主演の衝撃作『ビューティフル・デイ』でメガホンを取るリン・ラムジー監督が来日することが決定し、併せて監督が登壇するジャパンプレミアの開催が決定した。

2017年カンヌ国際映画祭コンペティション部門で男優賞(ホアキン・フェニックス)と脚本賞(リン・ラムジー)をW受賞した本作。ハードボイルド調のクライム・スリラーというべき物語を、唯一無二の感性が息づく演出、演技で映像化し、観る者にジャンルの枠をはるかに超えた映画体験をもたらす衝撃作。元軍人の主人公ジョーを演じるのはホアキン・フェニックス。メガホンを取るのは、本作が6年ぶりの監督作となるリン・ラムジー。

今回、第70回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したリン・ラムジー監督の来日が決定、4月17日(火)に新宿バルト9でトーク付きジャパンプレミアが開催されることが決定した。世界が注目するリン・ラムジー監督のトークが聞ける貴重なチャンスとなる。チケットは、 チケットぴあのプレリザーブで4月7日(土)11:00~11日(水)11:00、一般販売は4月12日(木)10:00~16日(月)18:00に発売される(Pコード 558-429)。

リン・ラムジー監督は、1969年12月5日生まれ、スコットランド・グラスゴー出身。イギリス国立映画テレビ学校の卒業制作として制作した短編『Small Deathes』(未)で、96年のカンヌ国際映画祭審査員賞受賞。監督第2作目の短編『Kill the Day』(96/未)はクレルモン・フェラン国際短編映画祭で審査員賞を受賞。第3作目の『Gasman』(98/未)で再びカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞、加えて英国スコットランドアカデミー賞の最優秀短編賞に輝いた。

長編映画デビューとなった『ボクと空と麦畑』(99)はカンヌ国際映画祭ある視点部門で上映され、エディンバラ国際映画祭ではオープニングを飾り、ガーディアン新人監督賞を受賞。批評家を中心に絶賛され、数多くの賞を獲得し華々しい監督デビューを飾った。長編2作目の『モーヴァン』(02)では、02年度のカンヌ国際映画祭のCICAE賞とユース賞を獲得。美しき母子の歪んだ関係性をサスペンスフルに描いた長編第3作目『少年は残酷な弓を射る』(12)でもロンドン映画祭作品賞受賞を始め、主演を務めたティルダ・スウィントンのヨーロッパ映画賞とナショナル・ボード・オブ・レビュー賞での主演女優賞受賞、さらには英国アカデミー賞での各賞ノミネートなど各映画賞を席巻した。本作は『少年は残酷な弓を射る』以来6年ぶりの新作となる。

孤独な男と全てを失った少女。その日、壊れた2つの心が動きだす―。元軍人のジョーは行方不明の捜索を請け負うスペシャリスト。ある時、彼の元に舞い込んできた依頼はいつもと何かが違っていた。依頼主は州上院議員。愛用のハンマーを使い、ある組織に囚われた議員の娘・ニーナを救い出すが、彼女はあらゆる感情が欠落しているかのように無反応なままだ。そして二人はニュースで、依頼主である父親が飛び降り自殺したことを知る―。

映画『ビューティフル・デイ』は2018年6月1日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督・脚本:リン・ラムジー
出演:ホアキン・フェニックス、ジュディス・ロバーツ、エカテリーナ・サムソノフ
配給:クロックワークス
Copyright © Why Not Productions, Channel Four Television Corporation, and The British Film Institute 2017. All Rights Reserved. © Alison Cohen Rosa / Why Not Productions