戦いは終わりではなく、始まりだった―。前作で描かれた人類(イェーガー)とKAIJUの死闘から数年が経過し、平穏が戻っていた地球に、進化を遂げたKAIJUが再び姿を現し、世界を絶望の淵へと突き落とす。よりスタイリッシュに洗練されパワーアップを果たした新世代のイェーガーに乗り込む若きパイロットたちは、迫りくるKAIJUを撃ち滅ぼすことが出来るのか。KAIJUオタクのニュートン博士(チャーリー・デイ)や森マコ(菊地凛子)ら人気キャストが引き続き活躍し、新キャストとして新田真剣佑も名を連ねる。
今回解禁された本編映像は、不本意ながら身柄を拘束されてしまった主人公ジェイク(ジョン・ボイエガ)に、前作に引き続き登場する森マコがホログラムで姿を見せ助け舟を出すシーン。ジェイクの父は前作で人類を救う大活躍を見せつつもKAIJUとの激戦の末に殉死した偉大なる司令官スタッカー・ペントコストであり、そのスタッカーが養女に迎え入れたのが森マコだったということで、2人は義姉弟の間柄。類い稀なる努力でイェーガーパイロットとなったマコは10年の時を経て高官へと出世を果たしており、立派なDNAと天性の才能を持つにも関わらず少し道を外してしまったジェイクは優秀な義姉マコに何度も頼ってきたことを窺わせる。
今回も甘えたお願いをするも、マコがジェイクに提示した釈放の条件は、抜け出してしまったPPDC・環太平洋防衛軍に教官として再入隊し後進の訓練にあたること。拒否するジェイクの態度もお構いなしの強い口調でたしなめるマコに、ジェイクはタジタジで受け入れるしかなく、こうして再びイェーガーに乗り込む主人公ジェイクの運命が動き始める重要なシーンだ。
主演に加えプロデューサーとして製作段階から本作に参加しているジョン・ボイエガは、この義姉弟の関係性について「スタッカーがマコを引き取ったことで全てが変わってしまった。理想の子供としてスタッカーの期待に応えるマコと一緒に生活するのはジェイクにとって辛いことだし、家庭での緊張感ゆえに彼は家や(PPDCの)アカデミーを去ってしまうんだ。マコは、ジェイクにはリーダーの素質があると信じているし、彼女の揺るぎない信頼によってもう一度やり直そうと決心するんだ」とキャラクターを形作る大きな要素であることを明言している。
一方の菊地凛子は「ジョンはジェイク役にぴったりの俳優。彼と姉弟役を演じられて本当に楽しかった。この10年間、マコは過去の悲劇によって苦しんできたし、大切な家族を失ったことで勇敢でタフな女性に成長したけど、本作の彼女はさらにタフなの」と語り、ジョンと作り上げた義姉弟という間柄によってマコというキャラクターがさらに奥深さを増したことを明かしている。
映画『パシフィック・リム:アップライジング』は2018年4月13日(金)に全国で公開!
監督:スティーヴン・S・デナイト
出演:ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、ジン・ティエン、ケイリー・スピーニー、菊地凛子、新田真剣佑、バーン・ゴーマン、アドリア・アルホナ、チャーリー・デイ
配給:東宝東和
©Legendary Pictures/Universal Pictures.