ニューヨークを舞台にサイモン&ガーファンクルの名曲「The Only Living Boy in New York」にのせて贈る大人のロマンティック・ラブストーリーである本作。大学卒業を機に親元を離れた主人公は、同じアパートに住む小説家の男と出会い、人生のアドバイスを受ける。ある日、父とその愛人の密会を目撃したことから、思わぬ事態に―。主人公を演じるのはカラム・ターナー、出版社を経営する父親をピアース・ブロスナン、母親をシンシア・ニクソンが演じる。そしてメガホンを取るのはマーク・ウェブ監督。
今回解禁された本編映像は、主人公トーマス(カラム・ターナー)と、その風変わりな隣人W.F.ジェラルド(ジェフ・ブリッジス)が出会うシーン。アパートの隣室に越してきたというW.F.は、トーマスにいきなり「悩んでいるな。彼女の名前は?」と、その表情を見ただけで恋に悩んでいることを言い当ててみせる。W.F.とトーマスの関係性に心惹かれ続けたことが、10年以上の歳月をかけ製作至った経緯だと話すマーク・ウェブ監督は、「彼は洞察力に長けていますが、説教くさくない。そんな人から人生のアドバイスをもらえたら素敵だと思いませんか?それに彼の言葉には考えさせられる要素も含まれます」とW. F.のキャラクターについて語る。
公開後多くの人の心をつかんでいるのが、若手注目俳優カラム・ターナーの初々しさとは対照的に、いぶし銀の魅力が光る名優ジェフ・ブリッジス。ジェフ・ブリッジスは今回演じた役柄について、「私はこの役をすごく気に入っています。今回の役と私は、創造性があるという点で似ていると感じます。台本の中にW.F.ジェラルドが自身を表現するフレーズがありまして、それが“身だしなみを気にしない男”なのですが、私はこの表現を気に入っています。その表現は私にも当てはまりますからね(笑)」と、見た目も含め、演じたキャラクターと自身のシンクロする部分があったことを語っている。
W.F.が悩めるトーマスに投げかける金言の数々、“W.F語録”は、俳優・斎藤工もテレビ番組で本作の「見どころの一つ」だと紹介しており、なかでも予告編にも登場するセリフ「窓を見つけて、飛び出せ」は、まさにトーマスを動かすこととなる言葉である。また、先日行われた本作の公開記念特別トークイベントに登壇したクラムボンのmitoも、今回解禁されたシーンに関して「一見見逃してしまうような演技、W.F.が主人公としゃべり終わったときの表情があるんですけど、なんでその時そういう表情だったのかって、考えるとスルメ感があります(笑)。何度か観直していくと、こういうことだよなって思うんです」と、話している。
映画『さよなら、僕のマンハッタン』は2018年4月14日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国で公開!
監督:マーク・ウェブ
出演:カラム・ターナー、ケイト・ベッキンセール、ピアース・ブロスナン、シンシア・ニクソン、ジェフ・ブリッジス、カーシー・クレモンズ
配給:ロングライド
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