ジョージ・クルーニーが監督・製作・脚本、コーエン兄弟が脚本を手がけ、2017年のヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品された本作。平凡なファミリーマンの顔の裏に驚きの秘密を隠したクセモノの主人公をマット・デイモン、さらにジュリアン・ムーア、オスカー・アイザックが出演。賞レース常連の演技派スターたちが豪華な共演を繰り広げます。平和で美しい街であるはずの《サバービコン》で一体何が起こるのか、ロッジ一家に起こる大事件とは・・・。
今回解禁された本編映像は、妻を強盗に殺され、傷心のガードナー・ロッジ(マット・デイモン)の元に警官が訪れるというシーン。捜査状況の進捗を報告しに来たであろう、警官の訪問を進んで受け入れるかと思いきや居留守を使おうとするガードナー。一点を見つめ、ひたすらハンドグリップに集中するマット・デイモンの姿はどこか滑稽な印象も感じさせる。さらにはその顔面にはなぜか殴られたような形跡が・・・。全身に怪しさが漂うガードナーの異常な様子に、警官も訝しげな表情を見せる。肝心の捜査状況を問うガードナーに対し、警官はなぜかマフィアが殺されたという事実を告げるのみ。傷だらけのガードナーに一体何があたのか?マフィア殺しとの関係は?平凡な男に隠された裏の顔を感じさせる絶妙なシーンだ。
本作でガードナー役を演じるにあたり、マット・デイモンは時代にあった体格を探し求めて当時の写真を研究。「50年代の男は現代人のように運動をしなかった。細身かでっぷり太っているかのどちらかだった」と分析し、「僕の祖父が太っている方だったので祖父に体格を似せようと思った」と明かし、実施にマットは体重を増量して撮影に臨むなどの工夫を施した。近年では、『オデッセイ』で火星での究極のぼっち体験を演じきり、さらには『ダウンサイズ』で身長13cmの極小人間を演じるなど幅広い役柄を演じ続けているマット・デイモン。本作での、ちょっとぽっちゃりした冴えないファミリーマン、ガードナー・ロッジ役にどんなスパイスを加えてくれるのか、ジュリアン・ムーア、オスカー・アイザックらが演じるクセの強いキャラクターたちとの共演も楽しみだ。
映画『サバービコン 仮面を被った街』は2018年5月4日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開!
監督:ジョージ・クルーニー
出演:マット・デイモン、ジュリアン・ムーア、オスカー・アイザック
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
© 2017 SUBURBICON BLACK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.