ハリウッドのトップスターが顧客リストに並ぶポーカールームが実在した。招待された者のみが参加できる都市伝説のようなサロンのオーナーは26歳の独身女性、モリー・ブルーム。オリンピックを有望視されたモーグル選手だった彼女はケガのためにアスリートの道を断念。一転して違法なポーカーの世界へと足を踏み入れる。主人公モリーを演じるのはジェシカ・チャステイン。トップアスリートから予想外の転身を遂げたモリー・ブルームは、どのようにして巨額の富を手に入れ、失ったのか?スキャンダルの的となったモリーの栄光と転落を追いながら、その才気と情熱の根源に迫る。
主人公となるモリー・ブルームは、オリンピック候補のトップアスリートから、26歳にしてセレブが集う高額ポーカールームの経営者となり、違法賭博の罪でFBIに逮捕された経歴のある実在の女性。アーロン・ソーキン監督は「これは正しい決断をした人の物語なんだ。だがその結果彼女は、大金も名声も失う」と語る。監督が指摘する正しい決断とは、モリーがFBIによる司法取引で顧客名を要求され、断固として断ったこと。モリー役を演じるジェシカ・チャステインが、「モリーはコロラドで育ち、オリンピック出場を期待された女性よ。でも事故で夢を絶たれ、しばらくLAで息抜きをしようときめたの」と続ける。
プロデューサーのマーク・ゴードンが、「最初はバーなどで働いていたが、すぐに頭角を現した。アメリカ最大のポーカールームの運営を」と、トップアスリートからポーカーの世界へと転身したモリー・ブルームの生いたちを説明する。そしてモリー・ブルーム本人が登場し、「ポーカーのことは何も知らなかったけど、飛び込んだの」と告白する。
モリーが経営者になったことで、ポーカールームに集まるプレイヤーは急成長する。ソーキンいわく「彼女はギャンブラーを見抜く天才」だという。モリーの許可がないと参加できないゲームに、億万長者、政治家、映画スターなどセレブたちが集った。しかし数年後「違法賭博として問題となり、顧客情報の開示を求められることとなった」と、彼女が窮地に追い込まれたいきさつを説明する。
フロントラインを走る女性を演じ続けるジェシカ・チャステインについて、「最初から彼女に演じてほしいと思ってた」とソーキン。ジェシカは「驚きのストーリーよ。未知の世界をスクリーンで味わえるわ」と、何人もの一流女優が熱望したモリー役を得たことに喜びを隠さない。最後に「気分が高揚する映画だよ」と語るソーキンの顔には自信がにじんでいる。
映画『モリーズ・ゲーム』は2018年5月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督・脚本:アーロン・ソーキン
出演:ジェシカ・チャステイン、イドリス・エルバ、ケヴィン・コスナー、マイケル・セラ
配給:キノフィルムズ
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