『ママレード・ボーイ』の公開記念舞台挨拶が4月28日（土）に丸の内ピカデリーで行われ、桜井日奈子、吉沢亮、中山美穂、谷原章介、筒井道隆、佐藤大樹、優希美青、廣木隆一監督が登壇した。

4月27日（金）に公開された本作、今回の舞台挨拶にはW主演として、光希と遊を演じる桜井日奈子と吉沢亮、さらに二人の両親役を演じた中山美穂、谷原章介、筒井道隆の3人と、光希の幼馴染・銀太役の佐藤大樹、光希の親友・茗子役の優希美青が勢ぞろいとなった。

「いつもはドキドキしているのですが、今は神妙な気持ちというか、ついにこの日が来たんだなと」と挨拶した吉沢。本作が映画初主演となる桜井は「GW初日にママレード・ボーイを選んでいただきありがとうございます」と挨拶した。

原作は何と言ってもその設定が多くの女性を虜にしてきたが、劇中で一番キュンキュンしたシーンについて聞かれた桜井は、光希と遊が食卓でシチューを食べるシーンを挙げ、「お互い意識しているのが視線でわかるシーンになっていて、キュンキュンしました」とコメント。すると吉沢も「なんとも言えない空気感がキュンとする」と同感し、佐藤も「食卓のシーンはこの映画には欠かせないですよね。感情移入できるシーンになっていて、僕も試写で2人のシーンを見てニヤニヤしてしまいました（笑）」と揃っておすすめのポイントとして挙げた。

吉沢は光希と遊が京都で電車を待つシーンについても挙げ、「恋する幸せな雰囲気と、切ないところが合わさっているところが見どころだと思います。このシーンはお互いがプレゼントしたものを身に着けていて、切なさも相まってギュンギュンしました」と最大級の“トキメキ”を表現し、桜井も「私も、ギョンギョンしました」と同意した。

そして、ここで主演を務めあげた桜井と吉沢に、原作者の吉住渉からイラストとメッセージがプレゼントされた。「日奈子ちゃんの光希が大好きです。ほんとうに可愛かった！どうもありがとう！」「遊になってくれてありがとう！演技とても素敵でした」という愛の詰まったコメントに二人は感動を抑えきれない様子。桜井は「正直、私が光希でよかったのかなと自信がなかったので、許された気持ちになりました」と明かし、吉沢は「大人気コミックの映画化でファンも多く、色々な意見があると思いますが、原作者の方がこう言ってくださるのは本当にうれしいです」と喜びを素直に表現した。

さらに、映画初出演となった桜井には、もう一つサプライズとして、実の母親からの手紙が披露された。読み上げられると、心から応援する温かい言葉の数々に桜井は大号泣。吉沢がすかさずハンカチを手渡し、会場も温かい雰囲気に包まれた。桜井は「こういった場面で自分だったら絶対泣かない！と思っていたのですが、思わず泣いてしまいました。サプライズってすごい！色んな奇跡がつながって、今こうして仕事をしていられると思うので、これからも精進したいです」と決意を新たにした。

最後に吉沢は「企画から考えると長い時間を経てやっと完成しました。映画は、より多くの人に観てもらわないと完成しないと思っているので、是非みなさんSNSなどで広めていただき、一緒に応援してください」、桜井は「クランクイン前からこうやって完成報告をすることを妄想してたので、夢がかなって嬉しいです。たくさんの人の思いがつまった作品ですので、みなさんにも愛していただける作品になれば良いなと思います」と本作をアピールした。

シリーズ累計1,000万部突破のすべての女性を夢中にさせた大ヒットコミック「ママレード・ボーイ」を実写映画化した本作。同級生との突然の同居、保健室でのキス、すれ違いの初恋、三角関係・・・誰もが思い描いたことがあるトキメキを凝縮。光希役を桜井日奈子、遊役を吉沢亮と勢いのある若手俳優の二人が、満を持してラブストーリーに初主演。さらに光希と遊の両親役に、中山美穂、檀れい、谷原章介、筒井道隆と“ラブストーリーの神たち”とも言える超豪華キャストが集結。廣木隆一監督が少女マンガの枠を超えた恋愛映画の金字塔に仕上げた。