英国の人気作家ジェームズ・ハドリー・チェイスによる小説を、ブノワ・ジャコー監督が50年以上の歳月を経て、舞台をアメリカからフランスに移して映画化。主演はフランスを代表する演技派女優として国際的にも活躍するイザベル・ユペール。彼女に魅了され、堕ちていく作家ベルトラン役を『サンローラン』(15)、『たかが世界の終わり』(17)のギャスパー・ウリエルが演じる。
今回解禁された予告編では、カジノで賭けに興じているイザベル・ユペール演じる謎の娼婦エヴァと、彼女に話しかけるギャスパー・ウリエル演じる若く美しい新進作家・ベルトランの偶然の再会シーンから始まる。ある運命的な出会いを経て、秘密を抱えたまま次作の創作の題材にとエヴァに近づくベルトラン。パトロンに自ら彼女に近づく思惑について語りながらも、冷酷で身勝手だが抗えない魅力を持つエヴァに心を奪われ、のめり込むようになる。終盤では「君を殺す」と思いつめた言葉を発するベルトランと、その言葉を受けて「面白い人ね」と彼に向き合うエヴァ。キーワードの「罠」「嫉妬」「鞭」などが示すものとは―。そして官能と破滅の匂いに満ちた関係の行きつく先は―。
他人の戯曲を盗んで発表したことで、一躍成功をつかんだ男ベルトラン。2作目を期待されるがペンは進まず、パトロンからは矢の催促が。執筆の場である別荘に着くと、吹雪で立ち往生した男女が窓ガラスを割って入りくつろいでいた。腹を立てたベルトランは、バスタブにつかっていた娼婦エヴァに文句を言おうと近寄るが、彼女に一瞬で心を奪われる。次作の題材という名目でエヴァに近づくが冷たくあしらわれ、思うようにならない関係に苛立ちを募らせたベルトランは、周囲の人間を巻き込み官能と破滅の道を突き進んでゆく―。
映画『エヴァ』は2018年7月7日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開!
監督:ブノワ・ジャコー
出演:イザベル・ユペール、ギャスパー・ウリエル、リシャール・ベリ
配給:ファインフィルムズ
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