左)コミックス書影
右)映画ポスタービジュアル

ちょっぴり前向きな気持ちになれるクスっと笑えるコメディ『ルームロンダリング』のコミックスが5月11日に発売される。

訳アリ物件に住んで、部屋を“浄化する”―それが「ルームロンダリング」。世界有数の人口過密都市・東京にはその人口に相当する“生”・“死”・“やっかい事”があり、“ドラマ”が存在し、そこには訳アリ物件がゴロゴロしている。訳アリ物件を転々とすることになった主人公・御子は、部屋に居座る幽霊たちが見え、会話出来る能力が開花する。御子役を池田エライザ、さらにオダギリジョー、渋川清彦、健太郎、光宗薫らが共演。本作は、御子と様々な幽霊たちとのふれあいから、立ち止まることや、人を思いやることの大切さを再認識するきっかけとなる、切なく哀しくも可笑しい“ハートフルなオカルトファンタジー”。

新たなクリエイターの発掘を目指して映画企画を募集するコンテスト、「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM2015」で、全474企画の中から準グランプリFilmarks賞を受賞した企画を映画化した本作。今回発売されるコミカライズ版は、松尾スズキ監督で映画化された「恋の門」や、「俺は生ガンダム」など独創的な漫画でファンを魅了してきた漫画家・羽生生純が手がけ、2017年12月よりコミックビーム(エンターブレイン刊)にて連載されいる。ポップで可愛らしい映画をコミカライズすることについて、羽生生純は「同じDNAを持って生まれながら“異母兄弟”のような作品にしたかった」と語っている。

そして、7月7日(土)の映画公開に先駆けて、5月11日(金)にはコミック「ルームロンダリング」の単行本(上巻)が発売される。巻末には、いつもコミックビームを愛読しているという池田エライザと、羽生生純、監督をつとめた片桐健滋が、池田エライザ手作りのシナモンロールを食べながらの鼎談インタビューも掲載されており、映画を楽しみに待つファンには必携のアイテムとなるだろう。羽生生純は、鼎談において「この脚本は、絶対に変な折り目をつけたりしないで大事にしようって、大切にしたくなる一作だったんです」と語っている。

映画『ルームロンダリング』は2018年7月7日(土)より新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国で公開!
監督・脚本:片桐健滋
出演:池田エライザ、渋川清彦、健太郎、光宗薫/オダギリジョー
配給:ファントム・フィルム
©2018「ルームロンダリング」製作委員会