挫折したバイオリニストと初めて音楽に触れる子どもたちの感動作『La Mélodie(原題)』が『オーケストラ・クラス』の邦題で8月18日(土)より公開されることが決定した。

音楽が子供たちの心と未来を変えた―。フランスの音楽教育プロジェクトから生まれた奇跡の物語。フランスで2,000人以上が体験した実在の音楽教育プロジェクト「Démos(デモス)」。音楽に触れる機会の少ない子どもたちに、無料で楽器を贈呈しプロの音楽家が音楽の技術と素晴しさを教えるこのプロジェクトは、約半数の生徒がその後も音楽を続ける成果を上げ、マクロン仏大統領やメルケル独首相も現場に訪問するなど大きな話題になっている。この情操教育プログラムにインスピレーションを得て描かれたのが本作。『コーラス』など音楽映画の名作をプロデュースしてきたニコラ・モヴェルネが製作し、パリ管弦楽団の本拠地として知られる大規模コンサートホール「フィルハーモニー・ド・パリ」の全面協力を得て、音楽を奏でることの喜びと人生の素晴らしさを愛おしく紡ぎ上げた感動のヒューマンドラマが誕生した。

パリ19区にある小学校へ音楽教育プログラムの講師としてやってきたバイオリニストのシモン。音楽家として行き詰まったシモンは、気難しく子供が苦手。6年生の生徒たちにバイオリンを教えることになるが、楽器に触れたこともなく、いたずら盛りでやんちゃな彼らに音楽を教えるのは至難の業で、たちまち自信を喪失してしまう。しかし、クラスの中でひとり、バイオリンの才能を持った少年アーノルドと出会ったことをきっかけにシモンの人生が再び動き出す。アーノルドの影響もあって、感受性豊かな子供たちは音楽の魅力に気づき、演奏することに夢中になっていく。ときには、練習中に喧嘩になったり、他校との合同練習で赤っ恥をかいたり、失敗や経験を重ねながら音楽をとおして少しずつ成長していく子供たち。そんな彼らに向き合うことで、音楽の喜びを取り戻していったシモンは、生徒たちと共に一年後に開かれるフィルハーモニー・ド・パリでの演奏会を目指していく―。

映画『オーケストラ・クラス』は2018年8月18日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開!
監督:ラシド・ハミ
出演:カド・メラッド、サミール・ゲスミ
配給:ブロードメディア・スタジオ
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