是枝裕和監督最新作『万引き家族』の“リリー・フランキーがまさかの少女を万引き!?”の本編映像が解禁された。

様々な“家族のかたち”を描き続けてきた是枝裕和監督の最新作は、この10年間考えてきたことを全部込めたと語る渾身作。東京の下町で質素に暮らす家族は、生計を立てるために家族ぐるみで軽犯罪を重ねていた。犯罪でしか繋がれなかった家族の“許されない絆”が、ある事件をきっかけに衝撃の展開を迎える。万引きを重ねる父・治をリリー・フランキー、妻・信代を安藤サクラ、さらに松岡茉優、樹木希林、池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴、柄本明、緒方直人、森口瑤子ら実力派俳優たちが集結。真の“つながり”とは何かを問う、心揺さぶる衝撃の感動作に仕上げた。

街角のスーパーで、鮮やかな連係プレーで万引きをしてきた治(リリー・フランキー)と祥太(城桧吏)は、肉屋でコロッケを買い、寒さに震えながら家路につくと、団地の1階の廊下で小さな女の子(佐々木みゆ)が凍えているのを見つける。母親に部屋から閉め出されたらしいのを以前にも見かけていた治は優しく問いかけるが、少女はただ首を横にふるだけ。祥太が急かすが見過ごせない治は、この後“家族”が住む平屋に少女を連れて帰る。果たして、この先どんな展開が待ち受けているのか―。

是枝監督は、4度目となる本作でのリリーの起用に関し、『そして父になる』でリリーが演じた電気店を営む父親役のイメージが大きかったといい「あんなリリーさんをもう一回撮ってみたいと思いました。人間の中にあるちょっとした悪い部分、駄目な部分を表現するのが、リリーさんはすごく上手なんですよね」と称賛。リリーは、撮影現場はとても居心地がよかったようで「2か月くらいですけど、こんなに長く撮影したのは初めてで、撮影をしている間はこのまま終わりたくないと思いましたし、家に帰っても現場であの家族でいることの方が心地よかったんです」と明かす。

また、撮影を通じて「家族って大変だな」と感じる一方で「今までの人生の中で一番家族を持ちたいと思った」と語るなど、自身の心境にも大きな変化をもたらしたといえる。「是枝監督がまたすごいものをつくった」と作品の仕上がりに自信を覗かせるリリーだが、様々な家族の形を真摯に見つめ続けてきた是枝監督だからこそ描ける、真の “つながり”とは何を問う衝撃の感動作に仕上がっている。

映画『万引き家族』は2018年6月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督・脚本・編集:是枝裕和
出演:リリー・フランキー、安藤サクラ
   松岡茉優、池松壮亮、城桧吏、佐々木みゆ
   緒形直人、森口瑤子、山田裕貴、片山萌美/柄本明
   高良健吾、池脇千鶴/樹木希林
配給:ギャガ
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