第90回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品『The Insult(英題)』の邦題が『判決、ふたつの希望』として8月31日(金)より公開されることが決定し、併せてジアド・ドゥエイリ監督の来日が決定した。

本作は、クエンティン・タランティーノ監督のアシスタント・カメラマンという経歴を持つレバノン出身ジアド・ドゥエイリ監督の最新作。キリスト教徒であるレバノン人男性がパレスチナ難民の男性との口論で侮辱を受けたことが裁判沙汰へと発展し、やがて全国的な事件へと展開していく、監督自身の経験をもとに作り上げた物語。第90回アカデミー賞ではレバノン映画史上初めて外国語映画賞にノミネートされた。

8月上旬に来日が決定したジアド・ドゥエイリ監督は、内戦下のレバノンで育ち、20歳で渡米、アシスタント・カメラマンとして、タランティーノ監督『レザボア・ドッグス』や『パルプ・フィクション』などに参加。その後、カンヌ国際映画祭監督週間でも上映された『西ベイルート』(1998)で監督デビュー。イスラエル人俳優を起用し、イスラエルで撮影を行ったため、政府によりレバノン国内での上映が禁止された『TheAttack(原題)』(2012)など、センセーショナルな話題作を精力的に発表し国際的に高く評価される。本作は4作目の長編作品となる。

ふたりの男のささいな諍いが、国を揺るがす法廷争いに。尊厳をかけ、二転三転する裁判の行方は―。キリスト教徒のレバノン人男性とパレスチナ難民の男性との間に起きた些細な口論が、ある侮辱的な言動をきっかけに裁判へと発展、やがて加熱するメディアの報道に、争いは国を巻き込む騒動に展開していく・・・。

ジアド・ドゥエイリ監督


映画『判決、ふたつの希望』は2018年8月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開!
監督・脚本:ジアド・ドゥエイリ
出演:カメル・エル=バシャ、アデル・カラム
配給:ロングライド
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