『戦場のピアニスト』『ゴーストライター』など半世紀以上にもわたって観る者を魅了し続けているロマン・ポランスキー監督が、鬼才オリヴィエ・アサイヤスを脚本の共同執筆者として迎え、初めてふたりの女性を主人公に据え、底知れない戦慄を呼び起こす極上のミステリーを作り上げた。
今回、本作で余りにも強烈なインパクトを放つ、主人公のひとり“エル”を演じているエヴァ・グリーンの謎めいたキャラクターに迫るWEB限定予告映像が解禁された。グリーンが演じるエル(ELLE=彼女の意味)は、心を病んで自殺した母親との生活を綴った私小説がベストセラーとなった後、多忙な日々に疲弊しスランプに陥っていたデルフィーヌ(エマニュエル・セニエ)の前に現れた“熱狂的な読者”。ゴーストライターだと自称し、新作執筆に踏み切れないデルフィーヌの話を聞くうちに“唯一の理解者”となり、ふたりは共同生活を始める。エルの壮絶な身の上は余りに魅力的で、デルフィーヌはエルが新作の題材として“理想的なモデル”だったことに気付き、彼女に内緒で執筆準備を始めるが―。
本映像では、高熱にうなされるデルフィーヌに無理矢理飲み物を飲まそうとして突然カップを壁に投げつけたり、嫌がるデルフィーヌに笑顔で両手に握ったロブスターを近づけるなどエルの“サイコ”ぶりが窺え、観る者が“彼女は一体何者なの?”と、エルの素顔を解き明かしたくなる欲求にかられる強烈なキャラクター像であることが分かる。グリーンはこのエルというキャラクターについて「出会った瞬間からデルフィーヌとエルは意気投合するけど、エルが少しずつデルフィーヌの人生を侵食する。吸血鬼みたいな女性ね。私が思うにエルというのは、デルフィーヌが夢で憧れる理想的な女性像なのよ」と語っている。
映画『告白小説、その結末』は2018年6月23日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開!
監督:ロマン・ポランスキー
原作:デルフィーヌ・ド・ヴィガン「デルフィーヌの友情」(水声社)
出演:エマニュエル・セニエ、エヴァ・グリーン
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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